風圧力は、各階の床面より1.35mを超える部分の外壁の見付面積に風圧力に対する所要壁率(係数)50cm/㎡を乗じて得た数値よりも、各階のX方向・Y方向のそれぞれの外壁見付面積に壁係数を乗じて得た数値が大きくなければなりません。風圧力による壁係数(cm/㎡)は、風の強い地域と一般地域の2種類があります。

風圧力の所要壁率(係数 単位:cm/㎡)

階数 風の強い地域 一般の地域
平屋建・2階建 50~75の範囲で各行政にてさだめられている 50

建物の階数による地震力は、各階の床面積に係数を乗じて得た数値よりも、各階のX方向・Y方向のそれぞれの外壁見付面積に係数を乗じて得た数値が大きくなければなりません。
提案図面での耐力壁量計算は以下のような係数を用いています。

地震力による係数と風圧力による係数(単位:cm/㎡)

階数 床面積に乗ずる係数 見付面積に乗ずる係数
1階 33 50
2階 21 50

建築基準法では、地震力による所要壁率(壁係数)は、軽い建物と重い建物の二つの区分されていて、下表のように定義されています。この数値は最低限必要な数値とされていますが、必ずしも安全である数値とは言えないと思っています。
そこで、より安全性を高める為に、このサイトで提案しているプランでは次のような考えに基づいて作成されています。
 ・屋根材は耐震上有効とされるカラーベストやガリバリューム鋼板等の「軽い屋根」を採用し、
 ・なお且つ、ごく一部を除き(後日データ修正予定)下表の「重い建物の数値」を採用しています。
ご理解いただければと思います。

地震力による所要壁率(壁係数 単位:cm/㎡)

階数 重い建物の係数 軽い建物の係数
平屋建 15.00 11.00
2階建 2階 21.00 15.00
1階 33.00 29.00
3階建 3階 24.00 18.00
2階 39.00 34.00
1階 50.00 46.00
備考 日本瓦・洋瓦・外壁がタイルや石張り等 金属板・石綿スレート等