PR
◇ 作者について
川北町二(かわきたちょうじ)作
小説 めもるの奇跡
作者について
長年企業戦士としてビジネスに携わっていた作者は、数年前に大病を患い、長い間闘病に明け暮れる生活を送っていた。その為、現役を続けることがはなはだ困難な状況に陥ってしまった。現役への未練を捨てきれず時間だけが過ぎて行った。熟慮の末に出た結論は人生のリセットだった。そのことは、思うようにならない自分の身体との闘いを強いられながら、生きて行く道を探る旅立ちの第一歩を意味していた。作者は、思い切って現役からリタイヤし、以前から好きだった物書きの世界に足を踏み入れたのである。
しかし、好きというだけで、この世界で自分が満足する生き方が出来る、とてもそんな生易しいものではない、ということを十分理解していた。その上、この未知の世界で、生計を立てられるほどの力量には全くと言って良いほど自信はなかったが、まぁ、食うことは何とかなるだろうくらいの持前の楽天的な考えが、人生の舵を大きく切った原動力になっていることは確かである。しかしながら、楽天的と言えばそれまでだが、実にいい加減な考え方である。
ご紹介する小説「めもるの奇跡」は、作家川北町二の処女作です。このサイトでご紹介することについては、作者本人から快諾を得ています。
実はこの作品を発表するに当たり、作者からの強いメッセージがあります。
「発表するのは良いが、愚作だし、とても皆さんに読んでいただけるような小説ではないと思う」
「ま、言ってみれば、物書き横好きなおっさんが書いた、くだらない物語かも知れないからな~。あはは」
「読まれた方達の、意見が聞けたら、それを元に加筆修正することもできると思うけど、そんなこと出来るかなあ。あれっ、これって、もしかしたら作者の資質を疑われてしまう?主体性がないなんて言われそうだね。あはは、ダメだね、これは……」
「最近、ネット上の無断コピーが横行しているようだから心配してるんだ。愚作とは言え、寝食を惜しんで書いた作品だからね、出来ればそうならないようにして欲しいなあ」
管理者が読んだ感想を最後に申し述べておきます。
正直言って、この小説はとても面白いです。劇的な出会い、恋、情報漏洩疑惑、ヘッドハンティング等、一人の男を取り巻く青春物語と言ってもいいと思うのですが、ビジネスの世界を渡り歩く時の、誰にも譲れない確固たる信念と痛烈な生きざま、そして途中、疑問を投げかけるような男女間の問題があったりして、思わず読んでしまいました。一度は読んで欲しい小説です。