耐力壁を【筋違のみで構成したタイプ】と【構造用合板+筋違で構成したタイプ】の耐震設計モデルプラン集の目次です
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◇ 屋根を急勾配にした場合のメリットとデメリット


◇ 屋根を急勾配にした場合のメリットとデメリット ◇

▼ 屋根を急勾配にした場合のメリット

  • 屋根裏のスペースを有効に利用出来ます。
  • 面白いインテリアにすることが出来ます。
  • 直下階への断熱効果が期待出来ます。
  • ユニークな外観にするなどデザイン性が高まります。
  • 水はけが良いため雨漏りしにくくなります。
  • 汚れが流れやすくなり屋根の耐久性が高まります。
  • 積雪地では屋根に雪が積もりにくくなります。

▼ 屋根を急勾配にした場合のデメリット

  • 耐風及び耐震上不利になる場合があります。
  • 敷地条件によっては、高さ制限に抵触する場合があります。
  • 60/100以上の場合、屋根足場を設置しますので、その費用が加算されます。また、内部の仕上げ材、さらに屋根面積が増えること等により、ややコスト高になります。



◇ 小屋裏(屋根裏)を利用する場合の法的な規制 ◇
小屋裏収納は法令上は「小屋裏物置等」と定義されています。
小屋裏(屋根裏)を利用する場合の天井高さ等には法的な規制がありますので、留意しておく必要があります。どういった規制があるか、主だったものを列挙してみます。

  • 用途は物入れに限定する。
  • 天井高さは、1.4m以下としなければばらない。
  • 面積は直下階の床面積の1/2未満としなければばらない。
  • 延床面積には算入しない。従って容積率の対象外とすることができる。
  • 階数には算入しない。

上記のように単なる物置としての空間なら問題はないのですが、各都道府県の各役所によって、追加の規制が存在する場合がありますので、建築指導課等で確認しておく必要があります。(通常は、設計事務所や工務店で教えてくれます)
以下のような厳しい例もあります。

  • 内部に収納(物入・押入等)は造作出来ない。
  • 電話やテレビのほかインターネット等のジャックの設置は出来ない。
  • エアコン等の空調設備は設置出来ない。
  • 畳、ジュータン、タイルカーペット等での床仕上げは出来ない。
  • 小屋裏部分に面する外壁の開口部の設置は原則認めない。
  • その他、寝食を伴う居室等に使用される可能性があるような仕様にしてはいけない。

普通の部屋として利用したい場合は、床面積算入、容積率、階数、壁量計算、天井平均高さが2.1m未満問題、税制等々それなりの法的な対応が求められますので注意が必要です。

参考 ⇒ 小屋裏利用の法的規制についてのグーグル検索

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