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◇ 40坪~45坪 2階建住宅
以上のことを踏まえて、以下に全棟共通の標準仕様内容を、理解し易いように出来るだけ分り易い解説や意見などを交えながら記述しました。
建物の工法は木造在来軸組工法です。
階高(軒高)(単位:mm) | ||
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階 | 1階 | 2階 |
1階 | 3,550 | 3,550 |
2階 | – | 2,850 |
計 | 3,550 | 6,400 |
1階の床高さは地盤面から650mmです。 階高については天井高2424mmを基準に設定してあります。 |
主な構造材寸法(単位:mm) | |||
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部位及び材料名 | 1・2階建 | 備考 | |
床組 | 土台 | 105×105 | 加圧注入防腐処理材 |
大引 | 105×105 | 通常90×90 加圧注入防腐処理材 | |
火打ち土台 | 105×105 | 通常45×90 加圧注入防腐処理材 | |
1階根太 | 45×105 | 通常45×60 | |
2階根太 | 45×105 | ||
柱材 | 通柱 | 120×120 | |
管柱 | 105×105 | ||
半柱 | 50×105 | ||
間柱 | 45×105 | 通常32×105 | |
横架材 | 桁・胴差 | 1階-105×180 | |
2階-105×150 | |||
梁 | 105×210~360 | ||
火打梁 | 105×105 | 通常90×90 | |
小屋組 | 棟木 | 105×105 | 通常90×90 |
隅木 | 105×105 | 通常90×90 | |
母屋 | 105×105 | 通常90×90 | |
垂木 | 45×60 | ||
これらの構造材は、一般的には図面に基づき、あらかじめ全て工場にて加工(プレカット)されて現場に搬入されます。プレカット材は大工による手加工よりも大幅に強度が増します。 |
屋根(単位:mm) | |
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形状 | 寄棟 一部切妻、入母屋、片流れ |
勾配 | 45/100 |
軒出 | 600 一部250 |
軒裏 | 水平 |
屋根葺上材:コロニアルネオ |
内部の高さ関連(単位:mm) | |
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内法高 | FL+2,000 一部FL+1800 |
和室床高 | 洋間のフロアと同じ高さですので段差がありません。 |
和室天井高 | FL+2424 下地材の高さと同じ。切らずに使用。 |
洋室天井高 | FL+2424 下地材の高さと同じ。切らずに使用。 |
収納天井高 | FL+2424 下地材の高さと同じ。切らずに使用。 |
玄関床高 | FL-400 |
玄関ポーチ床高 | GL+200 |
お勧めの施工方法は下の配筋写真及び完成写真等を参照して下さい。
基礎の完成写真です。
出隅や中間部にはホールダウン金物が取り付けられ、地震などによる土台や柱の浮き上がりを防止します。
長尺の基礎パッキンです。
床下の通風をスムーズにし土台の腐食を防止する役目があります。
基礎+基礎パッキン+土台+根太+床下張り合板です。
この上にフロアが貼られます。
それは、床を支える床束をなくしてしまうというものです。
これは基礎との関連を物理的に検討し、ある一定の条件の下に施工すれば床束を除去できる事に気づき、独自の工法として開発しました。
床鳴りの主な原因の一つに、床束の存在があります。
木材は常に収縮していますので、時間の経過と共に束と例えば大引きとの間に隙間が出来てくる箇所が発生し床が鳴り出します。だったら、この床束を無くしてしまえということになったわけです。建築費が若干高めにつきますが、床下もすっきりとなり快適です。
左側が床束の写真。右側が床束の無い写真です。
そして、もうひとつ、内部に含まれた水分が仕上材の表面に浮き出てきて、いわゆるカビが発生する場合があります。
控えめに場合がありますと書きましたが、殆ど出てしまうと思っても間違いありません。
部屋内に面する部分は、例えば石膏ボードなどを下地材として柱などに固定します。ですから、乾ききらない内にその石膏ボードに水滴が吸収されて表面に浮き出てきてしまい、カビとなるわけですね。また、押入などの収納は特に空気の流れも悪く、そうでなくても物がいっぱい詰まってるわけですのでカビが発生しやすい環境です。うんざりするほどのカビを見てぞっとする場合があります。
じゃどうすればこのようなことがないように出来るのでしょうか。
答えはもちろん乾いた材料(乾燥材)を使うことです。専門用語でKD材といわれるものですが、コスト的に高くつきますので、なかなか採用できないわけです。全ての木材をKD材にするに越したことはありませんが、せめて以下の材料だけでもKD材にしたいものです。
特に耐震性能を高めるための家の造り方は極めて重要な意味合いがあります。
高品質・ローコスト住宅として開発され、ここに掲載されている建物は全てこれらのことは検討され、データクリアされています。
このデータを単なるデータで終わらせないためにも、高精度で高施工力が求めらます。
耐震性を検討する図面です。
コンピュータで最適な値になるまでシミュレーションしていきます。建物の偏心率を限りなく0に近づける設計が求められます。
もちろん、仕様は自由に変更できますので、ここに掲載されている仕様については、参考程度に考えて頂ければと思います。
住設品は、コスト的なこともありますが、メンテナンス等のこともありますので、長い目で見て、できることなら一流メーカーの製品を標準装備されることをお勧めします。
また特に住設品については、このページを作成した時点の仕様内容になっていますので、当然、時間の経過とともに記載されているものとは相違している事も考えられます。ご理解いただきたいと思います。
防火サイディング 厚12mm
色柄は決められた中から自由に選択可。防水紙を貼り縦胴縁(防腐処理剤 厚15mm)を取り付けてサイディング貼りされます。
クボタ松下電工(株)
コロニアル(ネオ)葺
色柄は決められた中から自由に選択可。
外壁は太陽光線で夏場の場合特にかなりの高温になります。この熱は上昇する性質がありますので、柱の外側に15mm~18mm程度の通気層を設けて、小屋裏を通って屋根に取り付けてある棟換気から逃がしてやります。
そうすることで、いつも新鮮な空気が壁体を流れていることになり、夏涼しく冬暖かい家を造ることが出来ます。
当然冷房費などが節約できることになります。
またもう一つの利点として、内部の結露を抑え木材を保護する役目があります。最近の住宅は高気密住宅のために結露対策はとても重要です。内部結露が発生すると木を腐らせ、それによって白蟻・カビの発生原因となります。上記の工法にすることにより結露を防ぎ湿気等を外部に逃すことが出来ます。
外壁部に暑さ50mm、天井裏に暑さ100mmの断熱材を施工します。
雨戸はシャッター付雨戸が標準装備されています。軽量ですのでとても軽く楽々開閉できます。美観的にもすっきりしていい感じです。
雨戸の付けられない小窓には、全てアルミの面格子が付いています。
これは、美観的な要素もありますが、どちらかといいますと、台風などの場合に飛来してきた瓦などをはねつけて直接ガラスに当るのを防いだり、盗難防止などの目的もあります。
100角の磁器質タイルが標準仕様です。もちろん外部ですので滑りにくいタイルです。色柄は決められた中から自由に選択できます。
造り付けのバルコニーの場合、床に排水口を設けますが、時として木の葉などでふさがれてしまう場合があります。
そのため台風などの大雨の場合、排水がうまくいかずプール化してしまい、建物内に水が浸入する場合があります。
これを防止するために、オーバーフローという排水用の筒をやや高めのところに設けます。建物内に水が浸入する前にこの筒から排水されますので安心です。
左の写真はまだ工事中の写真ですが、バルコニーの床排水(下)とオーバーフローの排水口(上)です。右側も同様ですがオーバーフロー管です。この後コーキング処理され化粧を兼ねたキャップが取り付けられます。
バルコニーには散水栓が設けてあります。特に降灰などで汚れた場合には掃除用としてとても重宝します。
床フロアを直接根太に取り付ける方法もありますが、下張り材として針葉樹合板を取り付けた上に床フロアを貼ったほうがよりベターです。理由は、当然床が丈夫になりますし、もう一つの利点は、地震などが起きた場合、この針葉樹合板が地震の水平力に抵抗する力を発揮してくれるからです。
さらに、先に合板を取り付けておくことで、作業台になり現場の進行がとてもスムースに運びます。カラーフロア厚12mm 色柄は決められた中から自由に選択できます。
通常収納部分の壁や天井には、石膏ボードの上にクロスを貼るか、押入ボードなどを貼りますが、防湿対策上は好ましくありません。
そこで、松下電工(株)の「しつど番」という、珪藻土で出来たボードがお勧めです。自ら湿度の調節をしてくれる優れものです。吸湿能力は「石こうボード+塩ビクロス」の4倍以上です。
通常仕上の場合と比較して、かなりの割高にはなりますが、カビなどの発生を防ぎ、押入などの中がいつもサラサラした感じになりますので、この価値は重宝です。
床の段差をなくしたり手すりを付けたり、バリアフリー対策はいまや標準化されています。家の中での安全性はとても大事なことです。
玄関ドアのセキュリティーは最近格段にその性能がアップしました。とても良いことだと思います。
最近建築基準法で義務付けられた設備です。
いろいろなシステムがありますが、ここでは、トイレや洗面所に24時間対応型の換気扇を取り付けて、各居室に吸気機を設けて、ドアのアンダーカット部を通って換気するシステムを採用しています。
就寝する部屋(寝室、子供室)や和室、それと階段室の最上部に設置が義務付けられます。配線式と電池式があります。
全室にエアコン用の配線をしておくことが望ましい。
インターホンはカラーTVモニター型で訪問者の顔を見ながら会話できるタイプのインターホンを。当然ながらトイレと洗面所にはタオル掛けが付きます。
電灯配線、スイッチ、コンセント、TV配線、TEL配線、エアコン配線など一般的な電気関連設備は標準仕様に含まれていることが望ましいです。
コンセントは各部屋Wコンセントを2ヵ所平均を取付ましょう。照明器具及びエアコン工事は通常オプションとなります。
少なくとも建物内部の配管工事は標準で含まれるようにしましょう。
その他散水栓、バルコニー用水栓は各一ヶ所含みます。屋外の工事と浄化槽の工事は含まれていません。別途見積となります。