
解体・分析して初めて分かる住宅コストの実像
この著者のプロフィールは コチラです。
この著書について

これらのことを、設計や施工にとことん生かすことで思わぬ副産物が生まれてくる可能性があります。
別な言いかたをしますと、建て主様にとっても、設計事務所様や施工を請け負った業者様にとっても、もしかしたら、過去に随分と無駄なお金をドブに捨ててきたのではないかという事を思い知らされるかもしれません。
消費者の目が肥えてきている昨今、住宅建築を生業としている業者様には、歩掛見積やドンブリ見積から脱皮し、正しい数量と適正単価から算出される見積書作成を励行することで、建て主様に対するゆるぎない信頼を得られると考えられます。
掲載させていただいている例はほんの一部に過ぎませんが、この記事がそんな気づきを提供できれば幸いです。
▼ 平面形状の違いによるコスト比較
一般的に総2階矩形の建物はコストが安くつくと言われているが、実際にどの程度安くなるのか、意外と分かっていないのが実状です。
そこで、同じような機能を持ち、ほぼ同じ面積の総2階矩形の建物と不整形2階の建物を事例とし、コストのシミュレーションをしてみました。
主として、建物のコスト比重の大きい基礎、木(構造材)、屋根、外装の各工事について、関連する工事項目も含めて比較しています。
総2階矩形VS不整形 > 分析データ&考察(1)
- 基礎工事
- 木工事(構造材)
- 屋根・樋工事
- 外装工事
総2階矩形VS不整形 > 分析データ&考察(2)
- 本体工事分析データ①(建物単価)
- 本体工事分析データ②(工事項目別見積書)
▼ 階数別 > 平屋建・2階建・3階建のコスト比較
例えば、同規模の2階建と3階建を考えた場合に、3建の方がコストが高いことは容易に想像できますが、具体的にどのくらい高くなる?となりますと怪しくなってきます。
そこで、同じような機能を持つ平屋建、2階建、3階建のコストのシミュレーションをしてみます。
主として、建物のコスト比重の大きい基礎、木(構造材)、屋根、外装の各工事について、関連する工事項目も含めて比較しました。
平屋建 VS 2階建 VS 3階建 > 分析データ&考察(1)
- 基礎工事
- 木工事(構造材)
- 屋根・樋工事
- 外装工事
平屋建 VS 2階建 VS 3階建 > 分析データ&考察(2)
- 本体工事分析データ①(建物単価)
- 本体工事分析データ②(工事項目別見積書)
▼ モデュール別 > 2階建のコスト比較
通常同仕様の場合建物の規模が大きくなるにつれて、単価は低減していくとよく言われますが、はたしてどのくらい低減してゆくのか興味のあるところです。
同じ間取り、同じ外観、おなじ仕様の木造住宅を、910mm,950mm,1000mmのモデュール(基準寸法)別にそれぞれコスト比較してみました。
▼ 耐震性とコスト > 2階建4タイプのコスト比較
先の阪神大震災は、今までの構造基準を覆すような大被害を構造物に与えました。
特に木造の在来工法で建てた住宅の被害の多さが目立ち、主にこれらを手がけている設計者、施工者にとっては、建て主に対する耐震に関する的確な説明対応が求められています。
- タイプ別耐震性能
- 本体工事分析データ①(建物単価)
- 本体工事分析データ②(工事項目別見積書)
▼ 屋根形状の違いによるコスト比較
- 比較のポイントと問題点
- 予想されるコスト変動の要因
- 部材の変動結果とその分析
- 屋根勾配の違いによるコスト比較
▼ 天井高さの違いによるコスト比較
- 比較のポイントと問題点
- 予想されるコスト変動の要因
- 部材の変動結果とその分析
▼ 部位別コスト
- 和室・洋室
- 軒出寸法
- 間仕切り
- 外壁・開口部
▼ 資料
- 比較条件及び設定条件
- 用語の解説
- 丈夫な構造のポイント
▼ 図面
- 平屋建 > 平面図・立面図・外観パース
- 2階建 > 平面図・立面図・外観パース
- 3階建 > 平面図・立面図・外観パース
- モデルB > 平面図・立面図・外観パース
- モデルB > 切妻 & 片流れ
- モデルE > 平面図・立面図
- 矩計図・基礎断面詳細
- 総2階矩形-平・立面図 伏図 断面図
- 不整形2階-平・立面図 伏図 断面図