災害から身を守る一つの答えがここにあります

◇ 2階建52坪タイプ⑤(西玄関 切妻)【全筋違】

屋根を切妻にしたプランです。床面積にはカーポートも含まれています。大きな凹凸があり、しかもビルトインのカーポート付の場合、各チェック項目をクリアするのは難しくなります。注意しなければならないのは、重心と剛心の計算対象となる外周範囲に、ポーチやビルトインカーポートを含めることです。そうすることで凹凸の変形要素を補正することが出来ます。屋根形状等外観デザインを変更する場合は、各チェック項目の再計算をして安全を確認しなければなりません。
建築面積108.52㎡(32.76坪)、床面積173.65㎡(52.42坪)、施工面積207.56㎡(62.66坪)
建物寸法:X方向×Y方向(mm) 13300×10450 基準寸法(M):950mm
4LDK、ビルトインカーポート、(ロフト・小屋裏収納可)

このプランの留意点は、バルコニーの排水口に木の葉などが詰まってしまい、全体が雨水でプール化してしまうことがありますので、必ずオーバフロー用の排水管を壁に取り付けることを忘れないようにしましょう。

全ての耐力壁を筋違で構成した場合の耐震チェックポイントの計算結果

◆ 平面図と外観パース モデュール(基準寸法):950mm  筋違:45×90


1階平面図

2階平面図

外観パース

1.柱の直下率 クリアしなければならない数値:50%以上



2.間仕切直下率 クリアしなければならない数値:60%以上



3.耐力壁直下率 クリアしなければならない数値:50%以上



4.耐力壁量計算 X方向・Y方向共に設計壁量の合計 > 必要壁量(床面積・見付面積)




5.耐力壁偏心率計算 Xe・Yeの数値を限りなく0に近づける 許容値:0.15以下