大地震は必ず不意打ちで発生します。ですから事前の準備がそのまま生死に直結すると言っても決して過言ではありません。どうすれば自分や家族の命を守ることができるかを前提に日頃から心の準備をし、このことを家族と真剣に語らい共有しておくと、いざという時に、沈着冷静な判断と行動が出来とても役立ちます。
ここでは、実際に震災等に遭遇した場合に、予め知っておけば役に立つことについて詳しく述べています。
このような情報は、ネット上やメディア報道等でご存知の方も多いとは思いますが、参考までに整理してまとめてみました。
▼ 家庭内であらかじめ話し合っておくべきポイント
- 避難場所と避難経路
- 家族間の連絡方法と落ち合う場所
- 火気点検や持ち出し品を運び出す役割分担
言うまでも無い事ですが、地震発生時は身体の安全確保が最優先です。
避難する時は、ブロック塀や自動販売機など倒れやすいものに近づかないようにしながら徒歩で避難する。普段から箪笥の上に物を乗せない事や、高齢者と子供が使う部屋や寝室には、家具を置かないようにすることで、被害を最小限に出来ます。
特に気をつけておきたいことを列記してみます。
- 非常用持ち出し袋の重さは体重の一割程度が目安。
- 防災グッズは定期的な点検をしておくこと。
- 飲料や食料品は賞味期限を把握して定期的に入れ替える。
- 命に直結する食料品は、最低でも「三食×三日分」を用意する。
- 水や乾パン、湯や水を入れて調理するアルファ米などは、長期の備蓄に適している。
- 米やパスタ、野菜、缶詰、レトルト食品など、ある程度保存が利く食品も備蓄品の代わりになる。これらは、日常的に使いながら買い足していくという備え方が出来る。
- 「主食」「主菜」「副菜」「飲料」の栄養バランスを考慮しながら買い求める。
- 免許証や健康保険証、お薬手帳、通帳などのコピーを用意しておくと、身元確認やけがの際に役立ちます。
- 持病があり薬を飲んでいる人は数日分を袋に入れておくことが望ましい。
- 懐中電灯やラジオなど、電池で動く防災グッズ用の電池は放電して役に立たない場合があります。なるべく新しいものを用意しておく。
- 袋の保管場所は避難時にすぐ手に取れるところに置いておく。
- 家具類はしっかり壁や天井に固定し、転倒を防止したり飛んでこないようにする。固定金具は市販されているので上手に活用する。
- リフォームの際は、家具は出来るだけ造り付にする。
- 転倒の恐れのある大型家具の近くでは就寝しない。
- 寝室にはベッドより高いものは置かない。
- 物を整理して、日頃から避難経路を確保しておく。
- 窓ガラスが床に散乱することが考えられます。足など怪我しないように注意する。
- 特に天井が落下して大怪我をする場合が考えられます。十分な注意が必要です。
- 慌てないことです。難しいかも知れませんが、冷静になって、しかも機敏な行動が出来るように、普段から心掛けましょう。
▼ 災害時の必要最低限の備えリスト
- 飲料水
- 非常食
- 懐中電灯
- ラジオ
- 貴重品
- 救急袋
- 着替え
- 筆記用具
- ハサミ、カッター
- ライター
- タオル
- ポリ袋
- トイレットペーパー
- ガムテープ
- 軍手
- 雨合羽
- レジャーシート
- スリッパ、サンダル
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