災害から身を守る一つの答えがここにあります

◆ 出典:NHK「防災の呼びかけ」

言葉で命を守ることはできないか?このテーマに、私たち全国のNHKアナウンサーは向き合ってきました。きっかけは、東日本大震災です。あの日、なぜ多くの方々の命が失われてしまったのか。もっと多くの命を救うことはできなかったのか。震災以降、私たちはこの思いを胸に調査や検討を重ねてきました。
そうしてできたのが、NHKアナウンサーの「命を守る呼びかけ」です。この取り組みの支えとなったのが、津波で家族を失った方々の証言や水害で被災した方々との対話です。「あの時声をかけていれば、息子を救えたかもしれない」「避難の呼びかけで、すんでのところで助かった」。調査や検討で見えてきたのは、身近な人の声が避難を後押しする力になるということです。ご家族、ご近所、学校や職場、行政や消防。地域を知るから、顔が見えるから、そして何より、助かってほしいという思いが強いからこそ、言葉が届くのです。

ここに公開するのは私たちが紡いだ言葉の一端ですが、大切な人の命を守る呼びかけとしてご活用下さい。災害から命を守るのは、皆さん一人ひとりの言葉です。