災害から身を守る一つの答えがここにあります

◇ 2階建32坪タイプ①-1(東玄関 寄棟)【全筋違】

間仕切直下率と耐力壁直下率が辛うじてセーフです。2階の間仕切と1階の間仕切があまり合致していない為に直下率を悪くしている例です。2階の間仕切を考える場合は、やはり1階の間仕切位置を意識して間取りを考える必要があります。屋根形状等外観デザインを変更する場合は、各チェック項目の再計算をして安全を確認しなければなりません。
建築面積52.17㎡(15.75坪)、床面積98.53㎡(30.75坪)、施工面積104.34㎡(31.50坪)
建物寸法:X方向×Y方向(mm) 8190×6370 基準寸法(M):910mm
4LDK

このプランの留意点は、バルコニーの排水口に木の葉などが詰まってしまい、全体が雨水でプール化してしまうことがありますので、必ずオーバフロー用の排水管を壁に取り付けることを忘れないようにしましょう。

全ての耐力壁を筋違で構成した場合の耐震チェックポイントの計算結果

◆ 平面図と外観パース  モデュール(基準寸法):910mm  筋違:45×90

1階平面図2階平面図

外観パース

1.柱の直下率 クリアしなければならない数値:50%以上



2.間仕切直下率 クリアしなければならない数値:60%以上



3.耐力壁直下率 クリアしなければならない数値:50%以上



4.耐力壁量計算 X方向・Y方向共に設計壁量の合計 > 必要壁量(床面積・見付面積)




5.耐力壁偏心率計算 1階、2階の各Xe・Yeの数値を限りなく0に近づける 許容値:0.15以下