地震に強い家の図面プラス各間取りと外観に対する耐震に重要なチェックポイントのデータを閲覧できます
MNJK MN住宅建築研究室
▼ ▼ 木造住宅耐震設計モデルプラン集 ▼ ▼
災害から身を守る一つの答えがここにあります
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◇ 2階建35坪タイプ⑤(北玄関 片流れ)【全筋違】


屋根を片流れにしたプランです。屋根形状をソーラーパネルの設置の事を考えて片流れにしてみましたが、もちろん他の形状も可能です。屋根形状等外観デザインを変更する場合は、各チェック項目の再計算をして安全を確認しなければなりません。
建築面積65.41㎡(19.75坪)、床面積116.76㎡(35.25坪)、施工面積128.75㎡(38.87坪)
建物寸法:X方向×Y方向(mm) 8190×8190 基準寸法(M):910mm
3LDK、ビルトインカーポート、リビング階段、(ロフト・小屋裏収納可)

このプランを利用できる接続道路は、北側のほかに東側や西側が可能と考えられます。第一種住居専用地域で、北側道路の場合は、道路の反対側からの北側斜線を適用できますので問題はないと考えられますが、他の道路の場合は、建物を北側の隣地境界から相当離して配置しない限り、制限内に建てるのは厳しいと考えられますので、一応このようなデザインにしました。また、通常2階の屋根付きバルコニーも間仕切部屋として取り込むことが出来ます。その場合間仕切直下率の数値がぐんと上がります。
尚、2階のバルコニーは床面積に参入しておりませんが、屋根付きバルコニーで2mを超える場合は参入しなければならない場合があります。

このようなデザインの場合の留意点は、緩勾配屋根やバルコニーからの輻射熱を防止する為の高断熱施工と雨音対策です。また、緩勾配屋根やバルコニーの排水口に木の葉などが詰まってしまい、全体が雨水でプール化してしまうことがありますので、必ずオーバフロー用の排水管を壁に取り付けることを忘れないようにしましょう。

全ての耐力壁を筋違で構成した場合の耐震チェックポイントの計算結果

◆ 平面図と外観パース モデュール(基準寸法):910mm  筋違:45×90


1階平面図

2階平面図


外観パース

1.柱の直下率 クリアしなければならない数値:50%以上

2.間仕切直下率 クリアしなければならない数値:60%以上

3.耐力壁直下率 クリアしなければならない数値:50%以上

4.耐力壁量計算 X方向・Y方向共に設計壁量の合計 > 必要壁量(床面積・見付面積)


5.耐力壁偏心率計算 1階、2階の各Xe・Yeの数値を限りなく0に近づける 許容値:0.15以下