小説 めもるの奇跡 ◇ 第14章 変化の芽吹き 早川が次の日の月曜日に出社した午後の三時頃のことだった。関東建設日報の内村から会社に電話が入った。「ご無沙汰です。今、いいですか?」「例の件ですか?」「はい。そうです」「内村さん、すみません。今、手が離せない事情がありますので、改めて、私の方から電話したいのですが、宜しいでしょうか?」 2023.06.15 2024.02.16 小説 めもるの奇跡