小説 めもるの奇跡 ◇ 第7章 弟と妹 次の日の金曜日、十一月も丁度半ばとなり、晩秋の色が濃くなってきた。朝礼後五人の増員スタッフが配属になり、各自挨拶して席に着いた。意外にも早く増員になり、早川は少しばかり驚いた。これで準備は整った。いよいよエンジン全開で突き進める。繁忙を極めるであろう。だが結果は自ずとついて来る。突き進むのみである。 2023.06.14 2024.02.16 小説 めもるの奇跡