◇ 屋根面積

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SUNCAD-ULTRA-W
積算・見積をする場合、SUNCADシステムでは、既にデフォルト(設定済データ)にて全工事項目の計算式が登録されていますので、そのままでも快適にご使用になれます。デフォルトにない工事項目を新たに設けて、自動で計算させたい場合は、数量算出用の計算式を追加登録した上で、しかるべきマッチング作業を行なえば、積算・見積書に正しい値を反映させることが出来ます。ここではサンプル図面に基づいて、新たに計算式を登録し、見積書にどのように反映されるかを検証してみたいと思います。
◇ 屋根面積-材工共の拾い

屋根についても同様です。
『屋根仕上材』の工事項目に登録して、選択されれば自動で積算します。
ただ、スラブ屋根を『屋根工事』という表現が適切かどうかは、意見の分かれるところだと思います。

その場合は、自由登録欄に新規に『スラブ屋根』を登録して、別な工事項目に算出するよう設定できます。そして、計算式を設定すれば自動で積算見積してくれます。

また、スラブ屋根を型枠、鉄筋、コンクリート、防水モルタルのように細分化して、それぞれ積算・見積させることも可能です。 あくまで基本数量を上手く利用して、計算式をつくり登録する作業には変りありません。

スラブ屋根をデフォルトの「屋根仕上材」の工事項目に登録する場合(101-12) ⇒ クリック!

「屋根仕上材」の工事項目に登録して、屋根材の選択画面で「スラブ屋根」を選択します。自動積算します。

屋根材選択

スラブ屋根を自由登録欄に「スラブ屋根」という名称で登録する場合(512-1) ⇒ クリック!

「ランク」の欄に、abcが設定されていることにお気づきでしたか?これはどの物件でも必ず工事項目として呼び出し、計算式に基づいて数量を自動算出して計上しますという意味です。

計算式が登録されていない場合は、数量0で計上してしまいます。ですから、単に項目だけを呼び出して、自分で数量を記入する場合などのときに利用します。
「ランク」欄にabcが設定されていない場合には、自動では呼び出しませんので、手動で呼び出すことになります。

「スラブ屋根」を自動で積算させるために計算式を登録します。

基本数量-屋根

スラブ屋根の面積は、基本数量にK26の屋根面積(上図)がありますので、これを計算式として登録します。下図のようになります。(Z16)

計算式

この(Z16)を積算計数管理の512「スラブ屋根」の欄に登録します。

計算式

これで「スラブ屋根」を自動で積算するようになりました。


以上でサンプル物件の全ての設定・登録が完了しました。
はたして予期したとおりの見積結果が得られるでしょうか。
どなたも、とても興味のあるところだろうと推察いたします。

つづく ⇒ 引き続き、積算・見積書作成の結果と説明についてはこちらをご覧下さい。