◇ 計算式を登録して積算・見積書に反映させる具体的な例

◆ 積算・見積書作成で業界をリード ◆
SUNCAD-ULTRA-W
積算・見積をする場合、SUNCADシステムでは、既にデフォルト(設定済データ)にて全工事項目の計算式が登録されていますので、そのままでも快適にご使用になれます。
デフォルトにない工事項目を新たに設けて、自動で計算させたい場合は、数量算出用の計算式を追加登録した上で、しかるべきマッチング作業を行なえば、積算・見積書に正しい値を反映させることが出来ます。
ここではサンプル図面に基づいて、新たに計算式を登録し、見積書にどのように反映されるかを検証してみたいと思います。
システムには736個もの膨大な基本数量が格納されています。
基本数量とは、分かり易く説明しますと次のようになります。

積算とは、「目的とする部位」に対して、「必要な計算要素」を「加減乗除」することによって導き出される答を、数値をもって表すことを言います。見積とは、この数値に単価を掛けて得た金額のことを言います。

「目的とする部位」とは、例えば外壁面積とか屋根面積などをいいます。「必要な計算要素」とは、例えば軒高さとか外周長さとかを指します。 ですから、例えば外壁面積を算出するには、外周長さに軒高を掛けて、開口部面積を減じて得られる数値が答となります。

どのように施工するかにもよりますが、寄棟などで軒裏を水平にした場合などは、それからさらに軒高からの下がり寸法分を減じなければならないかもしれません。 逆に、切妻の場合は、軒高から上部の三角形の部分(実際にはもっと複雑になる場合もおありますが)を、加算しなければなりません。 また、下地材は減じないが、仕上材は減ずるなんてこともあるかもしれません。

これらの、計算は手拾いの場合にごく普通に行なわれている、いわば共通の考え方であり、計算式だと思われます。

「必要な計算要素」が、つまりは、結果を導き出すための「基本数量」であると理解していただければと思います。
SUNCADシステムでは、これらの基本数量を基に、全項目に渡り、計算式があらかじめ登録されています(デフォルトといいます)ので、通常は、そのままで十分だと思いますが、 デフォルトにない部位の工事項目を算出させたい場合は、プログラム上で、既に736個もの基本数量が算出され、格納されていますので、これを上手く活用することで、あらゆる部位の積算が可能となります。ですから、極端な話、土木工事などの積算も可能かもしれません。

ここでは、デフォルトにない部位の工事項目を算出させる為に、新たに部材を登録し、マッチング作業をした上で、計算式をどのようにして設定・登録したら良いのか、さらに、登録した計算式がちゃんと機能しているかのチェックをしながら、見積書に反映されるまでを検証してみたいと思います。そうすることで、ほんとにSUNCADシステムの凄さを実感していただけるのではないかと思います。


つづく ⇒ サンプル図面