作家 川北町二 魅惑の世界

◇ 美しい笑顔

(迷走マインド)

自分は何を道しるべにして生きて行けばいいのだろう、と思ったことはありませんか?
誰しも命を与えられて物心ついたころから、運命という得体のしれない何かに引きずられて生きてきたのではないでしょうか。
限りある人生を、もっと豊かに、もっと幸せにと思い、心を奮い立たせて生きてきたつもりでも、自分の今の姿を見て、迷走してきた足跡をはっきりと確認しつつも、一方では、いいじゃないか、何も考えずに、このまま突き進んで行こう、という呆れ返った自分がいることも確かです。


晴れた朝の6時30分頃のことでした
いつものようにいつものコースを
少し汗ばんだ顔で散歩していました

ふと、100メートルほど先に
黒い帽子に黒装束の人が
大きく両手を振りながら
こちらに向かってくるのが見えた
遠目にも明らかに女性であることがわかる

正面衝突を避ける為咄嗟に
身体を道路の中央寄りに移動した

段々とその人の姿が近づいてくる
そして すれ違いざまに
軽く会釈しながら
すれ違う誰にでも言ういつもの挨拶
「おはようございます」と小さく言った

散歩にしては興味のある姿恰好である チラッと顔を見た
その人も同時に少し上目づかいにこちらを見た
聞き取れないほどの「おはようございます」が返ってきた

その顔は微笑みを満面にたずさえていた
多分初めて見る
絵に描いたようなとても美しい笑顔だった

その時以来 私の心にかすかな明かりが灯った


考え抜いたあとに行動するのが良いのか、行動しながら考えたほうが良いのかを論ずることは、
タブーなような気がします。考える対象や価値観によって大きく異なるからだと思うからです。
いずれにしても、その結果はとても興味がありますので、どちらが良いかは都度考えることに。
たわいもない取るに足らない事を、さも大事そうに語る事の愚は百も承知で掲載しております。
ただひたすらに書く。明るく楽しい未来のことを夢見ながら……。また明日も読んで下さいね!

脳が空回りして物事に集中できない時が最近多くなりました。そのこと自体は余り気にしていません。むしろ、たまにはのんびりと悠長な気分で一日を過ごしても罰は当たらないだろう、と考えた方がいいのかも知れません。自分のことで精一杯ですので、日々起こる世の中の出来事や身の回りの事に思いを寄せる余裕が、だんだん薄くなっていく不安さが頭をもたげてきたりします。これはどこから来ているのだろうと思いながら……。ふと、元々の楽天的性格が警鐘を鳴らしているのだ、と…。


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