作家 川北町二の魅惑世界

◇ 第3話 躊躇という理性

(木枯らしの吹く前に)

ふたつの灯りあなたのやさしさや気遣いやしぐさが、時に私を苦しめる時があります。多分それは、未だあなたの気持ちを共有できてないからだと思います。あなたを深く理解したいと思う気持ちと裏腹に、ぎりぎりのところで抑制された自分のあなたに対する思いが、もしも解き放たれたときの怖さを思うときに、躊躇という理性によって、やっとの思いで踏みとどまっている自分がいます。
あなたのことを思えば思うほど、あなたと離れていこうとする、もう一人の自分がいるのは何故なのでしょうか。あなたのやさしさが怖いのかもしれませんね。いや、もしかしたら自分の気持ちの暴発が怖いのかもしれませんね。

でも、勇気を出して、目を閉じて、私は、あなたからの言の葉を私の心で、じっくりと紡ぐ準備はできています。


error: 申し訳ありません!右クリックは出来ません
タイトルとURLをコピーしました