基礎と土台を緊結する金物にアンカーボルトがあります。また、基礎と土台と柱を緊結する金物にホールダウン金物があります。
アンカーボルトとホールダウン金物について少し述べてみたいと思います。
基礎伏図
アンカーボルトの取付位置・寸法等は、あらかじめ図示しておく必要があります。
何故かと言いますと、柱の位置や土台の継手位置あるいはホールダウン金物の取付位置によって、アンカーボルトの位置が決まってくるからです。
アンカーボルトをただ単に適当な位置に入れると、所定の耐力を発揮できない場合があります。
またホールダウン金物についても、柱の位置や筋違の位置・向きなどによって、ホールダウン金物の位置が決まってきます。
ホールダウン金物は通常外周周りの出隅部分に設けられますが、バランスの良い配置が要求されます。
下記掲載の図面を一つの例として参考にしていただければ幸いです。
基礎写真
上記の図面に基づき、所定の位置にきっちり施工します。
特に気をつけなければいけないのは、基礎の天端からアンカーボルトの天端までの寸法です。土台寸法や、基礎パッキンなどの寸法を考慮して決めます。
写真の一回り太く長いボルトは、ホールダウン用のアンカーです。