バリアフリーについて、いくつか例を挙げて、具体的にどのような考えをすれば良いか、概略説明します。参考にして下さい。
玄関アプローチのスロープ
スロープは単に人の通行のみならず、車椅子の通行も意識して、その通路巾、勾配、手すり高さ、床仕上げ等を考慮して造らなければなりません。
建築基準法施行令の第25条で定める「階段に代わる傾斜路」の勾配は1/8(約7度)以下と規定されています。出来れば1/12程度の緩やかな勾配がお勧めかと思います。
玄関手すり
手すりの取り付け高さ、長さ、形状等を良く考えて取り付ける必要があります。
階段手すり
階段手すりを取り付ける場合、取り付け金具がしっかり固定されるように、下地材を12mm厚の合板にするなどの対策が必要です。
ユニットバスの手すり
これも、手すりの取り付け高さ、長さ、形状等を良く考えて取り付ける必要があります。
トイレの手すり
これも同様です。手すりの取り付け高さ、長さ、形状等を良く考えて取り付ける必要があります。
室内の段差について
高齢者は加齢による各種身体機能の低下により、例えば歩行にあっては、健常者であれば容易にまたげる高さ数cmの段差が識別できずにつまずいたりします。
この対策として、各部屋の床面の段差を設けずに楽に行き来できるようにすることが求められます。
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