
ソーラーハウスを考えようという目的の、達成したい重要なテーマの一つに、地球温暖化問題、つまりco2排出削減問題がありました。(先述)
で、その具体的な数値をあげて、その効果について述べておく必要性を感じます。
何かを見た時、例えばカタログとかを見た時、表面的な現象を見て、これはこれだけの効果があります。なんて表現を良く使いますが、果たして正しいことなのでしょうか。
いや信用していいのでしょうか。
特にテーマである温暖化防止、Co2排出削減の視点から判断した時に、ほんとにそうなのかなあと、一度は疑ってかかる必要がある場合があります。
目に見えない裏のところで、実は私たちを大いに裏切っている、つまりだまされていたなんて現象が、いくつもあることを知っておくべきだと、最近痛切に思うようになりました。
信じられないくらいの無駄をして電気を作っている
これから記載します事柄は一例に過ぎません。
そのことを意識しながら読んでいただくといいかもしれません。
難しい理論は専門書や専門家に任せるとして、ここでは簡単に理解していただけるように、というよりも、日々の暮らしの中で、なるほどそういうことなのか、という程度に理解していただければ良いかなと思います。
ここでお断りしておきたいのですが、『太陽熱を利用しない手はない』の記事の中で、ソーラーハウスのことを書きましたが、、ここでソーラーハウスが地球温暖化対策上、絶対的なものであるとかいうつもりは毛頭ありません。こじつけて論ずる気もありません。一つの考え方、理解の仕方を述べてみたいだけです。
現在電気を作るためには、石炭や水力・原子力の力が必要です。
ここでは地球温暖化上最も懸念される、石油や石炭の燃焼の際に出るCo2のことを意識して、話を進めることになります。
多分この説明の仕方が、一番理解し易いのでは、と勝手に決め付けています。(笑)ご理解ください。
尚、掲載の数値は2016年当時の数値です。技術開発等が進んで、現在の数値とは異なる場合も考えられます。そのことをお含みおいてご覧ください。
まず知っておいていただきたいのは、電気エネルギーを『100』作るために、概算ですが『270』の化石燃料エネルギーを必要とすると言われているということです。
つまり、『170』は無駄であり、ロスということになります。この割合を分り易く%で表しますと、
電気エネルギー ⇒ 100/270 × 100 = 37.04%
ロスエネルギー ⇒ 170/270 × 100 = 62.96%
信じられないくらいの無駄をして電気を作っているわけです。
じゃ本論に入ります。数値は概算です。
機器 | 使用目的 | 必要な 電気エネルギー |
必要な 化石燃料 |
有効率 (%) |
ロス率 (%) |
光熱費 (比率) |
---|---|---|---|---|---|---|
– | 電気 | 100 | 石油・石炭 270 | 37.04 | 62.96 | – |
一般のガス調理器 | 100のお湯 | – | ガス 220 | 45.45 | 54.55 | 1020 |
IH調理器 | 100のお湯 | 120 | 石油・石炭 320 | 37.04 | 63.96 | 1270 |
エコキュート | 100のお湯 | 70 | 石油・石炭 190 | 37.04 | 63.96 | 290 |
ソーラーハウス | 100のお湯 | – | 灯油 41 | 85.37 | 14.63 | 100 |
ここで見ていただきたいのは『必要な化石燃料』の数値です。
化石燃料が多く必要になればなるほど、環境を汚染していると解釈できますので注意が必要です。
特に注目しなければならないのは、深夜電力を利用したエコキュートとIHクッキングヒーターを組み合わせた、いわゆるオール電化の是非です。
この数値を見た限りでは、必ずしも電力会社がカタログ等で説明、推奨している程のエコとは思いづらく、およそ温暖化防止には程遠い実態が浮かび上がってきます。
電力会社の営業戦略ですので、分からなくはありませんが、温暖化防止のことをもう少し真剣に考えてほしい気はしますね。
オール電化や電力会社を批判するつもりは毛頭ありません。
現在の技術的なレベルが、私たちを十分に満足させるだけの域に達していないだけのことですから、とやかく言うつもりはありませんが、もしも地球の温暖化やCo2排出問題に少しでも興味がおありでしたら、設備機器類は、その意思を満足させてくれそうな機器を、慎重に選択する必要があるようです。
私たちが生活する上で、無くてはならない電気ですが、地球に優しくするためには、電気はできるだけ使わない暮らしを心がけるべきだと思います。