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◇ 住宅展示場というところ

住宅展示場住宅展示場に行ったことがありますか?
そこで何を得ましたか?
アンケートに記入しましたか?
その時名前と住所と電話番号を書きましたか?

多くの住宅メーカーの営業マンは、展示場を訪れるお客様を中心に営業展開しています。つまり言葉は悪いですが、展示場を訪れるお客は営業マンのいい鴨な訳です。
そもそも、展示場なるものを運営する目的は、建物の造りを見てもらいたいという純粋な気持ちもありますが、来場者の名簿を手に入れるのが目的な訳ですね。
住宅展示場に行ってパンフレットを貰おうと思っても、住所と名前を書かないと貰えないメーカーもありますね。名前や住所を書くときは、営業マンの執ような訪問と、電話攻めに会うことを覚悟した上で書くことです。

名簿新聞紙上や折込チラシに、住宅展示場を500万円とか700万円とかで、安く販売する案内が出るときがあります。これは販売が目的ではなく、家を建てようとする人の名簿を手にいれるのが目的です。この手法が悪いとは言いませんが、よしんば抽選に当っても、それ以外にどれだけの費用が掛かるかを、良く調べてから応募すべきです。

展示場のモデルチェンジはお金が掛かります。解体費用も安くはありません。少しでもお金になればということで、安く(?)販売し、ついでに、名簿まで手に入れようという訳ですね。その名簿を元に、営業マンが貴方に対し攻撃を開始します。展示場の維持管理費は、かなりの経費が掛かると言われています。その経費の一部を、貴方自身が負担させられるかも知れませんね。大手の住宅メーカーの家が、高くならざるを得ないのが良く解りますね。

兜住宅展示場の誘惑に駆られた時は、
鎧兜で出陣する気持ちでお出かけ下さい。
そうでないと、
討ち死にという、悲劇をこうむることになるやも知れません。

あは!何もそこまで言ううことはないだろう。という声が聞こえてきそうですね。もちろんそうです。全部が全部そんな筈はありません。いえ、ほんの一部の営業マンの良くない行為が誇張されているのかも知れません。
でも、でもですね、ある日私のところに飛び込んできて、ある会社の営業マンから強引で執拗な勧誘を受けている、と、涙ながらに語ってくれた人がいることも付け加えておきたいと思います。

最近では、バーチャル展示場と言うのがありまして、建てる前に、自分の住まいを、いろいろな角度から見ることが出来るようになりました。
バーチャル展示場これは、パソコン上に実際の家を再現し、建物の中を、歩きながら見る事が出来るというものです。実物大で見れるのもあるようです。多少の費用は掛かりますが、実際に自分が生活する間取りを、立体的に再現する訳ですので、既設の住宅展示場を見学する意味とは、そのリアル性において大きく異なる良さがあります。検討に値すると思われます。