当たり前のことですが、家は大抵の場合現場で人間の手によって造られます。この人間の手に依るところに重要な意味があります。
どんなに素晴らしい図面が出来、ちゃんとした契約書を取り交わしたとしても、施工がいい加減ですと、それなりの家しか出来ません。
施工する人達の、能力や考え方や熟練度などにより施工精度が大きく違ってきます。
出来れば我が家だけは、優秀な施工業者(工務店など)や職人さん(大工さんなど)に造って貰いたいという気持ちは良く分かりますが、はたして……。
もしかしたら宝くじを当てる確率よりも低かったりして、笑うに笑えない現実もあるようです。
しっかりした施工力を現場で確実に発揮する方法を知った上で、施工業者と付き合うほうが断然有利だと言えます。
何らかの手段で、施工手順に沿った分かりやすいマニュアルを手に出来たらいいですね。もちろん、その辺のことを書いた書物は一杯ありますが、帯に短したすきに長しの感は拭えません。
それだけに家づくりの難しさが、ことさら印象として残ってしまう嫌いがありますが、実はそんなに難しくはないと思うのですが……。
最近こんなことを考えたことがあります。
いっそのこと職人さんたちの仕事をすべてロボットにして貰ったら?
施工マニュアルをインプットされたロボットは、そのマニュアルに従って寸分狂いなく施工する。
ですから、どの現場も均一で良質の現場が短時間で出来上がる。そして、現場管理までもドローンとかにやってもらう。
と、まあ簡単に言いますとこんなことですが、果たして?
でも真面目な話、最近のロボット技術の著しい進展を見ますと、満更不可能ではないように思えてなりません。
もしかしたら、ごく近い将来にそんな時代が来るような予感さえしてしまいます。待ち遠しいです。