もう大分前の話ですが、高台の広い土地に鉄筋コンクリート造で100坪くらいの住まいを設計したことがあります。
その家は、家の中に細い川(巾が60cm程度)があり、いつもせせらぎの音を聞くことが出来たり鯉を鑑賞出来たりします。
川は家の中から屋外に作られた池に流れ込み、また家の中へと流れ込む仕組みです。
屋内の床が強化ガラスになっていて、そこから眺めることが出来ます。開閉も出来ます。ですから、鯉のえさは家の中から与えることが出来ます。
食事時間になると、鯉は自然と餌場に集まってきて餌のおねだりをします。まさに癒しのひと時を満喫できます。
人間は時として、自分の心が和む時間を欲する時があります。
癒しや和みを何に求めるかは、人それぞれですが、ペットや観賞用の鯉などはそのひとつでしょうね。
川のある家の、あの鯉はまだ元気で泳いでいるかなあ、と思う今日この頃です。