基礎の立上りの生コン打ちが終わった直後の状態は、基礎の天端は水平ではありません。基礎の上に基礎パッキンを乗せ土台が敷き込まれますが、基礎の天端が水平でないと土台も水平でないことになります。
建物全体が水平になる為には、このことは極めて重要なことです。
基礎の天端を水平にすることを天端均しといいます。
ここでは基礎の天端均しについて少し述べてみたいと思います。
天端均しをする前の状況
天端均しをする前の状況は写真のようになっています。
型枠を取り外す直後の状況ですが、基礎の天端はご覧のように水平ではありません。
天端均しの一つの方法(1)
基礎の天端を水平にする方法として、基礎型枠をばらし(取り外し)た後に、写真のように基礎の両側に水平になるように板を取付け、モルタルをその板の天端に揃うようコテで仕上げていきます。
モルタルが乾燥したら板を取り外します。そして基礎パッキンを乗せ土台が敷き込まれます。
天端均しのもう一つの方法(2)
基礎の天端を水平にするもう一つの方法として、レベラーという溶剤を使う方法があります。
レベラーは流し込むだけで自ら水平を保とうとする働きがありますので精度が格段によくなります。
レベラーが乾燥したら型枠を取り外します。そして基礎パッキンを乗せ土台が敷き込まれます。
上の(1)の場合は、型枠を取り外してからの作業になりますが、この場合は型枠をバラス前に作業します。
この方法は、手間も省けて綺麗に仕上がりますのでお勧めです。
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