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◇ チェック!基礎の隅角部


布基礎・ベタ基礎を問わず、基礎の隅角部を三角形にコンクリートを増し打ち補強することで、構造上の強度が格段に向上します。

  

左側の写真が一般的な基礎ですが、これを右側の写真のように、隅角部分を三角形にコンクリートを増し打ち補強しますと、水平応力が増して地震の衝撃に抵抗します。
結果として建物全体を変形しにくくし、揺れに対して安定させる効果が期待できます。

隅角部に三角形を作ることは、型枠の施工上やや面倒ですが、建物にとって一番大事な基礎をこのように補強することで、耐震性も格段に良くなります。

尚、布基礎の場合、フーチングといわれる底盤部分を、このような三角形にするだけでも効果があります。
是非ともおすすめしたい施工の一つです。

このようなちょっとした工夫で非常に強固な基礎になりますが、手間がかかってしまい、残念ながらこのような施工をしない業者が多いようです。

これと同じように、
1階床、2階床、小屋組みに火打ちというコーナーを補強する材があることをご存知ですか?

  

左側が一階の床組み、右側が二階床組みに使われる火打ちといわれる補強材で、火打土台とか火打梁と言われるものです。
これは地震や台風のときに加わる水平力に抵抗し、建物の変形を抑え安定させ、建物を安全にする働きの一部を担っているものです。