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◇ 病気になる住まいと健康になる住まい

この記事は約4分で読めます。

年間を通して家の中にいる時間の長さは、人それぞれですが、睡眠時間を含めますと相当な時間になることは否めません。ですから、家そのものの環境による身体への影響力は無視できません。はたして、病気になる家とは一体どんな家なのでしょうか?逆に、家にいるだけで健康になる家なんて造れるのでしょうか。
「出来れば薬から開放されて、病院にお世話になりたくない」
と考えるのは誰しも同じです。そうありたいものです。もうそろそろ家づくりもその辺の観点から真剣に論議した方がいいような気がします。

病気になる住まい

私はホームページを通して、家づくりに関する相談を受けることが良くあります。
家をつくるにはそれなりのエネルギーが要ります。
悩みを相談出来る所は、あるようでなかなか無いものです。
出来れば内緒にこっそり相談したい。
こんな方が多いと思います。
その意味では、ネットによる相談は気軽でいいかもしれませんね。

こういうメールをいただきました。以下のような内容です。

家の中が薄暗くてカビ臭く、そのまま住めば肺病になってしまいそうな家なのですが、畑や木々に囲まれた広々とした環境はとても気に入っているのです。
私たち夫婦を含めて、子供たちの健康のことがとても気になっております。
リフォームをするにしても、新築にするにしても、家にいる時間が長いですので、出来れば健康を促進してくれるような家に住みたいのですが、そんな家って造れるものなのでしょうか?

これに対して私は、湿気対策や24時間換気など、最新の技術と施工で健康を促進し、その結果病気になりにくい安心の家が出来ます。と回答しました。

また、ある日こんな電話をいただきました。

マンションの3階部分に住んでいますが、子供がアトピーで悩んでいます。
変な熱が時々出たりします。
家をいじることでなんとかならないものでしょうか?
家の中がカビ臭く、風呂場もカビだらけです。多分これが影響していると思うのですが、どうして良いのか分りません。一度現場を見て貰えないでしょうか?

私は現場を見させてもらいましたが、家の至る所にカビが発生していました。
特に風呂場のカビは目を覆いたくなるような状況でした。
私は、すぐにでもこのカビを取り除き、今後カビが発生しないような対策を講ずるべきです。と伝えました。

工事が完成して半年後くらいだったと思いますが、連絡があり、子供さんのアトピーが改善されつつあるという話を聞き、ほっと胸をなでおろしたものです。
このような悩みって意外と多いのも事実です。

一般に、病気になり易い家の造りには次のようなことが考えられます。

  1. 元々湿気のある土地に、対策を講じることなく家を建ててしまった為に、カビなどが発生し病気になってしまった。
  2. 家の造りが、通風や換気に対する効果的な対策が講じられていない為に病気になってしまった。
  3. 家の造りが、湿気に対する効果的な対策が講じられていない為に病気になってしまった。
  4. 使われている建築資材から発生する化学物質により病気になってしまった。

ざっと、この程度が考えられますが、これらは簡単に対処出来るものばかりです。
リフォームや新築を計画する場合には、最低限病気になりにくい家づくりをしてもらった方が良いですね。

尚、右のページも参考になりますよ! ⇒ 参考 シックハウス対策法の盲点

健康になる住まい

病気にならない住まいと書かなかったのは意味があります。
病気にならないという意味は、健康な方が病気にならないという意味ですよね。
ここでいう「健康になる住まい」とは、現在何らかの病気の人が、家で生活することで、病気が改善する意味のことを言います。つまり、積極的な意味での健康回復住宅のことを言います。

はたしてそんなことが出来るのでしょうか?
「そんな馬鹿な!それが可能なら医者なんか必要ないじゃないか」
なんて声が聞こえてきそうですね。
もちろん万能・特効薬ではありませんので、全てにという訳にはいかないと思いますが、ある施工方法で施工しますと、かなりの効果が期待できることは間違いなさそうです。

医療技術もそうですが、どっこい!家づくりもほんとに進歩していることを実感します。

「抗酸化工法」又は「健康回復住宅」などのキーワードで検索しますと、関連するページがご覧いただけます。参考までに覗いてみたらいかがでしょうか。


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