知人の友人という人が私を訪ねてきました。この方がこんな話をしてくれました。
知り合いの大工に家のリフォーム工事を頼むことになりました。ここをこうして、あそこをこうして、などと家中を案内しながら、その知り合いの大工に希望を語った。
大工は、
「わかった」
と言う。
「どのくらいで出来そう?」
と聞くと、
「そうだね、300万円もあれば十分だね」
「300万円だね。わかった。じゃ早速取り掛かってくれ」
大工二人で工事が進みだしました。工事が進むにつれて、少々おかしなことになってきた。
大工が言うには、
「300万円じゃちょっと無理かもなあ。あと少し出してくれないか」
「えっ?ほんとかよ!あといくらくらい?」
「えーとね。そうだな。あと100万円くらいでいいかな」
知人の友人という人は、この時頭をかしげながらも100万円の追加金を了承した。
あちこち取り壊され足の踏み場のないほど材料が散乱した現場を見て、仕方がないなあと思い承諾せざるを得なかったようです。
この最初の承諾が運のつきでした。
次から次に金が足りないと連発され、とうとう600万円になってしまいました。
さすがに怒り心頭になったものの、このまま工事をほっぽり出されても困るし、知り合いということもあって、怒りをぶつける訳にもいかないディレンマに陥り、しぶしぶOKしたという次第です。
この話、どう思いますか?
どうしてこういう具合になってしまったのでしょうね。じっくり考えてみてください。意外と多いパターンの話でした。
参考 リフォーム会社の選び方