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◇ 間取り作成のコツ

この記事は約4分で読めます。

専門家じゃなくても、簡単に間取りを作れるソフトウェアーが多く出回っていますので、その気になれば誰でも間取りを作ることが出来ます。
しかし、家についての耐震性や安全性、あるいは経済性とかについてまで解決してくれるかと言いますと、それはちょっと無理だと思います。その辺は無理だとしても、間取り作成ソフトを一応経験することで、家づくりに於ける、ちょっとした決まりごとなどを知ることが出来ますので、それだけでも相当な勉強になることは間違いありません。

◆ 自分で家の間取りを作ってみましょう!

最終的には専門家に依頼するにしても、これらを知っておく事によって、専門家のこだわりや、専門家が一体何を考えて提案してきたかが、かなり理解できるようになります。

設計事務所や施工業者を選定する際、ややもすると、営業マンが熱心で好感を持てたからとか、完成予想図がカッコ良かったからとか、およそ建築の本質以外のところで、判断してしまう場合が良く見受けられます。

自分で間取りを作ることで、いい意味で物事の本質を見抜くことができる可能性が高まってきます。そういった意味でも、自分で間取りを作ることは決して無駄ではないと思います。

ここでは、どのようにして一つの間取り図としてまとめ上げていけば良いのか、その辺のところを分かり易くガイダンスしていきます。ぜひ勉強してください。

尚、ここではあくまで、特に各部屋などの基本的な考え方のみを記述しております。どんな風にプランをまとめて行くけば良いのかの、いわゆる設計そのものの手順やテクニックについては触れていません。機会がありましたら後日にでも述べたいと思います。

テーマの目次は以下の通りです。(クリックで該当するテーマへ)

◆ どんな家にしたいのですか?

「こんな家です」
とはっきりイメージ出来てますか?
快適な家にしたいですよね。家の中のこと。家の外のこと。考える事は一杯ありますが、欲張らずに少しづつ、ポイントを絞って考えて見ましょう。

もちろん予算もありますので、全てを取り入れることは無理かもしれませんが、優先順位をつけてチェックしていきましょう。

その前に、次のようなことを念頭において考えて下さい。

  • 道路はどちらにありますか?(東西南北)角地ですか?
  • 道路と敷地は平坦ですか?高低差がありますか?
  • 隣地とは平坦ですか?高低差がありますか?
  • 平坦地の場合、盛土の必要がありますか?
  • 敷地は硬そうですか?軟弱そうですか?分かりませんか?
  • プライバシーは保たれますか?
  • 車は何台ですか?どの位置にしますか?
  • インナーガレージ?屋根付?屋根なし?切車庫?堀車庫?
  • 車と玄関や勝手口との行き来は雨に濡れたくないですか?濡れてもいいですか?
  • 来客は多いほうですか?少ないほうですか?
  • 家相を気にしますか?風水を気にしますか?どちらも気にしませんか?
  • 電柱は近くにありますか?
  • 道路には、側溝がありますか?
  • 給水は問題ないですか?
  • 浄化槽が必要な土地ですか?
  • ガスは都市ガスですか?プロパンですか?
  • 都市ガスの場合、ガス質はなんですか?
  • 上空に高圧線は通っていませんか?
  • 隣家の状況はどうですか?
  • 平屋にしますか?2階建にしますか?それとも3階?
  • 洋風ですか?和風ですか?輸入住宅風ですか?それとも?
  • 屋根型は切妻?寄棟?入母屋?半切妻?それとも?
  • 屋根の勾配は、普通?急勾配?
  • 一番こだわりたい所は何処ですか?キッチン?浴室?玄関?寝室?リビング?それとも?
  • バルコニーは必要ですか?眺望の為?物干し場?それとも?
  • ウッドデッキは必要ですか?焼肉パーティー?ガーデニング?それとも?

それでは、順を追って整理してみます。

◆ 間取り作成ガイダンス(留意事項)

▼ 部屋の大きさや機能を考える

最近は、ホビールームとかファミリールームとかサンルームなどを設ける事が良くあります。
暮らしに精神的なゆとりをもたらしてくれますが、予算を良く考えて取り入れましょう。
また、坪庭を設ける事により、部屋を広く見せたり、採光を取り入れたり、工夫次第で面白い空間を作ることが出来ます。


▼ 階段を考える(バリアフリーの階段にしましょう)

階段には、いろいろな種類(造り方)があります。
ストリップ階段やラセン階段等は、インテリア的には面白いですが、実用的かどうか、費用はどの位掛かるかなどを良く考えた上で採用しましょう。


▼ 収納を考える(収納は多すぎることはありません)

収納スペースが少ないと、当然部屋の中に置くようになります。その結果、部屋が狭くなり窮屈になります。
家具等は建てた当初は充分でも、年を重ねる毎に増えるものです。出来れば、そのことも見越して、たっぷりと取りましょう。
収納した物が湿気によって、カビたり腐ったりしないよう、湿気対策を怠らないように!


▼ より開放的な空間作りを考える

一般的に例えば吹抜けなどの開放的な空間を作りますと、部屋の断熱効果が悪くなります。つまり、エアコンの大きさに影響します。ランニングコストがアップします。覚悟して取り入れましょう。


▼ 採光を考える

トップライトやドーマーは、内部のインテリアや外観に、変化をもたらし、面白いイメージを演出してくれます。ただ、雨仕舞やコストアップの件は、考慮しておく必要があります。


▼ 屋外空間を考える



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