家が完成してから、しばらくして、床がギーギーと鳴る場合があります。また床が部分的にたわむ(沈む)場合があります。
この現象に結構悩んでおられる方が多いようですし、施工業者もいまいちこれといった対策を持ち合わせていないような気がします。ではどうやったらこれらが解決できるでしょうか?
このような床鳴りやたわみの主な原因の一つに「床束」の存在があります。
木は常に収縮していますので、時間の経過と共に、束と、例えば大引きとの間に隙間が出来てくる箇所が発生し、床が鳴り出したり沈んだりする訳です。
だったら、この床束を無くしてしまえば解決するのではないかと考えました。
基礎と床組みの構成、床荷重、そして木材の断面寸法の関連性を、物理的にいろいろと試行錯誤して検討してきました。
そして、ある一定の条件の下に施工すれば、床束を除去しても強度を確保できる点に着目して、独自の工法として開発しました。建築費が若干高めにつきますが、床下もすっきりとなり快適です。これを是非標準の工事として考えて欲しいと思います。