先日、バーバラさんのはなしを聞きにいきました。
私はバーバラさんのことは、あまり良く知りませんでした。
話によりますとバーバラさんは、日本人男性と結婚し鹿児島市内で生活されている方だそうです。
保育園、幼稚園、小学校、中学校などで英語を教える傍ら、各地で講演をされていらっしゃるようです。
はなしの最初から最後まで、それはそれは元気あふれる話しぶりに圧倒されました。
外国人女性が、日本人男性との生活の中でのかかわり方や、子育てなどの苦労話もありました。
二人の娘さんの日本での教育には相当苦労されたみたいですね。
娘さんの一人が歌手のAIさんです。
お母さんに勉強は出来なくてもよい。自分が一生懸命になれるような、好きなことを仕事にしなさいと言われて、AIさんは、好きな歌の勉強をする為にアメリカに行ったのだそうです。
英語教室さながらに、英語を交えながらのユーモアあふれる話しぶりに、1時間があっという間に過ぎ去ってしまいました。
お話の中で私が特に関心を持ったのは、アメリカと日本との生活慣習の違いみたいなところでした。
旦那が「ビール」と言っても決して動かない。「ビールを下さい」と言われてはじめて動く。ビールを手渡すときに、お互いに目を合せて「ありがとう」と言わないと渡さない。等々。
この、目を合せてのところが、私たち日本人にはなかなか出来ていないのではないでしょうか。
相手の目を見ながら、自分の気持ちを心をこめて伝える。プラス 笑顔を交えて。
これも、なかなか出来ることではありませんが、彼女が言うには、一日は自分が決める一日だから、自分で自分を励まし誉める。そうなるように頑張るのだ、 と。
朝起きる時も夜寝る時も、毎日、笑顔、深呼吸、感謝の気持ち、ありがとうを。
常に前向きで愛情いっぱいの生活を。
人様には笑顔でこころを込めて挨拶する。
もしかしたら、今私たち日本人が忘れかけている、人としての生き方を改めて知らされたような気持ちになりました。
彼女は日本が世界中のどこよりも好きだと言います。
彼女は日本で生活し、家族に恵まれて自分も成長して来たと言います。
私たち日本人よりも日本人らしい、とっても素敵なお母さんでした。
そんなお母さんに育まれた、歌手AIさんの歌を聴きたくなりました。
バーバラさん、ありがとう!