長いようで短い人生。心に響く感動と共に生きれたら……。

ポエム

ポエム
日頃の身近な生活の中や旅先などで感じた事を詩にしています。
現在、愛の唄(7篇)、忠恕蕩々の歌(5篇)、人生流転(7篇)、季節の中で(5篇)、恋心(8篇)、旅立ち(12篇)、奏小風作品集(3篇)計47篇を掲載しています。
読んでいただければとても嬉しいです。

◇ 未だ見ぬあなたへ

メール読み見えぬはずのあなたでも勝手な想像膨らませ優しい面影さがしてるふと遠い記憶が蘇る

◇ 風にひらひら

木の葉が風にひらひらなびかせてほんの端っこ小枝にくっついたまだまだ踏ん張りたいとしがみ付く

◇ 怒りの元

怒りの元はなんだろう感情剥き出しに表情が鬼面と化す手足が緊張して身体が硬直して口元がへの字に曲がり卑しい言葉を吐き出して

◇ 旅の始まり

旅に出ます遠い過去の想い出は しばらく胸の奥深くにしまいこんで まだ見ぬ君を探しにAll or Nothing

◇ 公園の少女

公園の右手の大きな木の下にベンチが二つ手前のベンチでは老夫婦が談笑している向こうのベンチには 犬を連れた 中年の女性が汗を拭き拭き いかにもだるそうな顔で 座っている

◇ 橋の上から

キラキラと 川面に浮かぶ 木の葉いずこに流れるあてもないよどみに寄らず ただひたすらに思うが如く 突き進め海が見えてきたならば魚達と一緒に 黒潮に乗るがいい

◇ 人花

隣家の庭の片隅に 道路に向かって 咲いていたアジサイ 今はすっかり枯れ果てて 見る影も無い

◇ 心

心 それは不可思議 こころ それは摩訶不思議 時には綺麗に 時には汚く そして 時にはたくましく 時にはか細く  心は自分を写す鏡と人は言う

◇ 人間だから

とうとうここまで来てしまった川の流れに乗ってこれから何処へ行こう大海原に出て遠い遠い島にたどり着いても良しきらきらと輝く夜空の星を数える間に白い砂丘にたどり着くも良いこの自然の懐に抱かれて静かに眠りについても良し大事にしてきた何もかもが消えて無くなっても良い

◇ 東風の恋路

開聞を背に浮かぶ箱船光る潮原 香る潮風見渡せば群れ踊る魚たち指さす彼方桜島燃えて焦がしてわが胸に

◇ 塩入橋情話

ねじめ雄川おがわの夕霧にかすんで浮かぶ面影よ赤い欄干恋路の旅か立てば見えるよ聞こえくるもぜかあの子のささやき吐息抱いて離さぬもう二度と死ぬほど好きな人だから

◇ 大浜旅情

風のやさしい 大浜の海にそい寝の 黄金こがねの砂に願いかなえる 神住むという波打ちぎわに 恋の一文字波がつつんで 幸せはこぶ腰をおとして 西空見れば満々なぎに 夕日ほほえむ
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