ポエム 日頃の身近な生活の中や旅先などで感じた事を詩にしています。 現在、愛の唄(7篇)、忠恕蕩々の歌(5篇)、人生流転(7篇)、季節の中で(5篇)、恋心(8篇)、旅立ち(12篇)、奏小風作品集(3篇)計47篇を掲載しています。 読んでいただければとても嬉しいです。
◇ 夕陽 なぎの海岸 白い砂浜 遠くに霞む山々水平線の彼方に浮かぶ夕陽影を抱いた客船が人々の 幾多の歓喜 無限の感動を乗せて行くいとしき人に逢いたいと 海に託し 夕陽に叫ぶ逢えない日々の切なさを 何で描けばいいのだろう ポエム恋心
◇ 月に泣く いつからなんだよ おまえってやつは変わる渡世に 背中を向けて一人意気がる 馬鹿なやつしょせん世間の つまはじきどうせ俺など 場末のごみさ夜空見上げて 月に泣く月に泣く泣く 月に泣く ポエム人生流転
◇ はじめに ふとした時ふとしたはずみに何かを思い知らされる時があります。 それは自分の過去の悔恨であったり、望に満ちた未来への予感であったりします。でも、それらはまさに自分自身の生きてる証とも言えます。 ポエム
◇ はじめに ここに演歌ならぬ「忠恕蕩々の歌」と題して、私自身が作詞するには、あまりにも筆力のなさを感じながらも、ただ好きだから、ただ書きたくなったから、それだけのことで、恥も外聞もかなぐりすてて、挑戦してみようという自分の勇気をほめたい気持ちであります。 忠恕蕩々の歌
◇ 人間だから とうとうここまで来てしまった川の流れに乗ってこれから何処へ行こう大海原に出て遠い遠い島にたどり着いても良しきらきらと輝く夜空の星を数える間に白い砂丘にたどり着くも良いこの自然の懐に抱かれて静かに眠りについても良し大事にしてきた何もかもが消えて無くなっても良い ポエム旅立ち
◇ 夢想 夢の中で交わしたキスは 甘い香りが漂って果てしなく広がる 情熱の嵐遠い夜空でまたたく星が 切ない心に微笑みかけるいつしか君と手を取り合って 渡る小橋にかわせみの指差すかなたに消え入りそう ポエム恋心
◇ 遠くにありて いつのまにか 心を制御できなくなりました今までそんなこと 一度もなかったのにいつのまにか 眠れない夜が続くようになりました今までそんなこと めったになかったのにいつのまにか 空を眺めて寂しさを感ずるようになりました ポエム恋心
◇ 真夜中のメロディー ときめきが時間を止めて 二人だけの心模様夢が天から舞い降りて 眠れぬ夜になればいい心せかされ何語ろうか 心はしゃいで夜が微笑む涙で聴いたおやすみの曲 ああ君は僕の天使 ポエム愛の唄
◇ 慕情 ぽっかり開いたこの胸で ヒューヒューと鳴る隙間風耐えきれない寂しさ どうしようもない切なさ鼓動が止まる 記憶が消える時の刻みとともに 想い出は遠い彼方引き戻す力はか弱く 戻って来いと叫ぶ声はか細く止めど流るる 慕情の涙 ポエム恋心
◇ 人の道 人の数だけ人生がある出会いの数だけ別れがある別れの涙は出会いの序章人生には涙はつきもの涙の数だけ喜びも感動もまたあるしかしその喜びや感動の多くが長く続かない運命にあることも確かなような気がする ポエム人生流転
◇ 女一人 幾つもの山を乗り越えて幾つもの川に流されてとうとうここまで来てしまった夜の侘しさ 朝の虚しさ幾度となく巡り巡って日々が去りひとときの 心の安らぎ求めんと涙の数だけ 織りたたんだきた紙細工だが もう流す涙も 枯れ果ててカチカチとなる 柱時計の針を追う ポエム人生流転
◇ 未練 あなたの思いを知りたくて ためらいがちに掛けた言葉にいつも微笑み投げかけて くれるやさしさ嬉しくて僕の心はゆれまどう 僕の心はさざなみのようほんとのことがわからぬままに ああひとり芝居だけど だけど あなたはもう私の中にいる ポエム愛の唄