長いようで短い人生 心に響く感動と共に生きれたら……
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◇ 春の詩

短歌(1)
-春の詩-
ときめいて 時を忘れて かの人に
          そっと手を触れ 花の如くに

わがむねに いとしき人の 思いやり
          刻み込まれて 春の雨音

触れてよと 願う心の 花つぼみ
          春にはじけて たとえば乳房

応えない あなたを責めて 目に涙
          まぶたの裏で 魚がはねる

大草原 駆ける駿馬の ふと止まり
          前脚掲げて 霧立ちこめる

君恋し 日ごとにつのる せつなさを
          想い出に詰め そっと綴じ込め

あこがれのまだ見ぬ君と待ち合わせ
          微笑返しに恥らうわたし