長いようで短い人生 心に響く感動と共に生きれたら……
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◇ はじめに

短歌
-はじめに-
どちらかと言いますと、俳句よりも短歌のほうが割合好きなんです。
一つの情景や思いを、17文字よりも31文字のほうが、ただ単に表現し易いというだけの勝手な思い込みなのです。 そうは言っても、31文字の中に情景や思いを描写するのは、とても難しいことには変わりありませんが……

反面、難しいだけに言葉の持つ重みを意識せざるを得ないところがあったりして、それはそれで物事を表現する技法の勉強にはなるような気がします。

いずれにしても、日本語の持つ純和風で純美的な世界は、言葉の奥にある自然や人などの心情を推し量ったり、思いをめぐらすことを問いかける世界でもあります。その意味で、この世界はとてつもなく深くて、優美で、そして場合によっては、人生のあり様や指針をまでも示唆してくれる、道しるべ的な要素も絡まって迫ってきます。

専門的なことよりも、日本の四季の美しさと人の心の機微を31文字の中に、自分なりにどこまで表現できるかという、いわば自己満足の領域での挑戦ですので、不評のそしりは免れませんが、でもやってみようという思いで綴っています。