長いようで短い人生。心に響く感動と共に生きれたら……。

◇ 【エッセイ】はじめに(綴ることの意味)

エッセイ(はじめに)
-綴ることの意味-
自分の思いや夢や想像を、
時間の経過と共に、
何処かに書き残していくことは、とても大切なような気がします。

常に変化する自分の心の軌跡を、
新鮮なまま、いつまでも記憶しておくことは至難です。

未来という時間に到達し、
何かの弾みで過去を振り返り、
そこに、
おぼろげではない、はっきりとした自分の心の存在が見えた時、
人ははじめて自分に安堵するものです。

誰にでも与えられた、
ごくごく普通の生活の中に潜む心の機微を、
飾りのない、ありのままの言葉で綴る。
そして、
綴ることで知る自分のほんとの姿を鏡に映したとき、
初めて生きている感動を覚えます。

もしかしたら、
誰も知りえない、静かで、ひっそりとした生活の中からしか、
素晴らしい作品は生まれてこないのかもしれません。

このサイトに投稿された記事は、
今まで誰も知らなかった思いや夢や想像が、
湧き出る泉のごとく、
新鮮でみずみずしい心の叫びとなって迫ろうと試みています。

綴ることで何かが膨らみ、
ある「かたち」となって見えてきます。
それは、あいまいではない、
はっきりとした自分そのものを発見した瞬間でもあります。