人生流転(5)
-人の道-
人の数だけ人生がある
出会いの数だけ別れがある
別れの涙は出会いの序章
出会いの数だけ別れがある
別れの涙は出会いの序章
人生には涙はつきもの
涙の数だけ喜びも感動もまたある
しかし
その喜びや感動の多くが
長く続かない運命にあることも
確かなような気がする
人が人として生きる喜びの数よりも
生きるための苦しみ、悶え、葛藤
そして
言い知れぬ孤独感
救いようのない虚脱感などの数のほうが多いのも
これまた確かなような気がする