長いようで短い人生 心に響く感動と共に生きれたら……
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◇ 南隅の里

旅立ち(10)
-南隅の里-
佐多の岬に灯りがつけば
カモメそろそろ帰るころ
遠くに見える揺れるともしび
ここはロマンの湧きいずる
恋の灯りが燃えてゆらゆら

白い灯台大海原に
遠き開聞仰ぎ見て
白いしぶきに浮かぶ島々
ここはさいはて星のまち
恋の灯りが燃えてゆらゆら

恋の終わりと思ってはきたが
悠然語るパノラマは
小さなこととカモメも笑う
ここはさいはて思い出の
恋の灯りが燃えてゆらめく

ついに来た 私の場所へ
誰もしらない名もない町の
そう ほらここは南隅の里