旅立ち(10)
-南隅の里-
佐多の岬に灯りがつけば
カモメそろそろ帰るころ
遠くに見える揺れるともしび
ここはロマンの湧きいずる
恋の灯りが燃えてゆらゆら
カモメそろそろ帰るころ
遠くに見える揺れるともしび
ここはロマンの湧きいずる
恋の灯りが燃えてゆらゆら
白い灯台大海原に
遠き開聞仰ぎ見て
白いしぶきに浮かぶ島々
ここはさいはて星のまち
恋の灯りが燃えてゆらゆら
恋の終わりと思ってはきたが
悠然語るパノラマは
小さなこととカモメも笑う
ここはさいはて思い出の
恋の灯りが燃えてゆらめく
ついに来た 私の場所へ
誰もしらない名もない町の
そう ほらここは南隅の里