長いようで短い人生 心に響く感動と共に生きれたら……
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◇ 恋する乙女

エッセイ(30)
-恋する乙女-
これから作ろうとする料理は義理で作るのではない。
大好きな彼の為に作るのだ。
そう思うと心がうきうきとし、
窓から差し込む朝日の色が何故か違って見えた。
目に飛び込んで来る全ての情景が、
いつもの情景と違って見えるのはどうしてだろうか。
リビングの南側の窓の外の、こんもりとした庭木が、
鮮やかに美しいたたずまいをして威張っているのが見えた。
それは、
今まで全く感じたことのない実に新鮮な景色だった。
CDコンポから流れる音楽さえも違って聞こえる。

と、まあ、
恋する乙女の幸せをたたえた、
満面の笑顔が思い浮かびそうな、とても素晴らしい情景ですね。
恋っていいですねえー!