エッセイ(1)
-子供の成長-
朝から久しぶりに家でのんびりしていた。
窓から漏れる日差しはさほど強くなく、
開け放たれた窓から吹き込む柔らかな風が心地良かった。
遠くで子供達が遊んでいるのが見える。
窓から漏れる日差しはさほど強くなく、
開け放たれた窓から吹き込む柔らかな風が心地良かった。
遠くで子供達が遊んでいるのが見える。
今の子供達は、
まして都会で生まれた子供達は可哀想な気がする。
公園とか空き地とかの狭く決められた場所でしか遊べない。
田舎の野山や川や海で日が暮れるまで我を忘れて遊ぶことが、
子供たちの健全な成長の上で、
いかに貴重なものかを教えてあげたい。
余りの楽しさに、
たまに家に帰るのが遅くなり、
母親にひどく叱られたりもする。
だがそのことが、
少年たちの心を育み、
家族との絆を強くしていくのである。
最近住み慣れた都会から、
地方の田舎に移り住む人が多くなったと聞く。
人生の価値をどこに求めるかは、
人それぞれだから何とも言えないが、
人の幸せという観点から、
愛する子供たちのことも考え、
さらには長く遠い将来のことを考えたら、
一つの選択肢ではあるような気がする。