エッセイ(26)
-宝くじ-
宝くじと早く縁結びしたい。
これまで
どれだけの宝くじと出会い、お別れしたことでしょう。
これまで
どれだけの宝くじと出会い、お別れしたことでしょう。
買うときはえびす顔に見えても、
いざとなると、
なんて冷酷な鬼なのだろうと思ったりします。
当たったら、
あれも買いたい、これもしたい、などと膨らむ夢が、
実現したためしが無いわけですので、
いい加減、
三下り半を突き付けてやろうなんて思います。
しかし、
誰かが当たってるのだ、
これだけは、
買わなきゃ当たらないのだ、
などと変な理屈をつけて、
また買ってしまう。
すれ違う「宝くじ号」を見て苦笑いする自分がいます。