ステップを踏みながら少しずつ学び、確実に自分のものにしましょう!

ステップ【6】

◇ ステップ【6】のアドバイス

ステップ【6】の段階での、考えられる留意事項を、管理者からのアドバイスとしてまとめてみました。

[6-1]施工力について

施工力って何でしょうか?家づくりの基本は良い設計と精度の高い施工です。ここでは施工について掘り下げて考えて見ます。

[6-3-1]地盤調査

中高層ビルなどを建てる場合の地盤調査は、本格的なボーリング調査というのがありますが、木造の3階建てまで程度の住宅でしたら、スウェーデン式サウンディング調査で十分だと思います。

[6-3-2]地盤調査結果の分析と考察

ここでは地盤調査を行った後の、資料の分析と考察について少し詳しく述べてみます。5ヶ所の調査結果を、どう判断するかが重要なポイントになります。ややもしますと基礎工事の費用に微妙に影響してきますので、甘い判断をしがちですが、こと基礎に関する重要性から、決して甘い判断はすべきではありません。それでは調査結果の資料にはどのようなものがあるか見てみましょう。

[6-3-3]地盤改良

地盤調査の結果、あなたの所有している土地が良好(硬い)な地盤でしたらラッキーですね。ほんとは土地の値段が、この地盤の硬さも考慮した値段設定になっていれば助かりますよね。不幸にして軟弱な地盤でしたらどうしますか?

[6-3-4]地盤と基礎についての総括

敷地が硬いか柔らかいかは非常に重要な要素です。それだけではありません。例えば、敷地の半分が柔らかい盛土で、残りの半分が硬い切土なんていうのもあります。そんな土地のいわば性格を把握しないで、基礎工事をした場合の悲劇は枚挙にいとまがありません。常識で考えても、土地の上に大きな重石が乗っかっているようなものですから、当然土地が柔らかい場合沈んでしまいます。

[6-7]屋根について

屋根で一番心配なのは雨漏りです。雨漏りしないように細心の注意と施工をしなければなりません。下地合板の上に敷かれる防水シートは、最近優れた製品が出てきました。

[6-8]通気工法について

外壁にサイディングを施工する場合にお勧めしたい通気の話です。特に真夏の場合など、日当たりのいい南面の外壁は相当な熱を受けます。逆に真冬の場合は、冷たい空気に接することになります。この空気を、部屋内部に届きにくいようにするのが通気工法です。それでは、一般的にどういう手順で施工されていくかを見てみましょう。

[6-9]外装材について

外装材は、建物のイメージを決定付ける強烈なインパクトがあります。それだけに、どの外装材にするか慎重に選択する必要があります。外装材には、いろいろな種類のものがあります。一昔前まではモルタル塗り下地の上に、種々のお化粧材を施す方法が圧倒的に多かったのですが、 モルタル特有の亀裂解消が難しく、段々と姿を消してしまいました。それに取って代わったのが、サイディングといわれるものです。ひび割れが無く、いろいろなデザイン(柄)を楽しむことが出来ます。

[6-10]壁の補強材について

壁下地の補強はとても重要な一つです。建物が仕上がって、カーテンやエアコンを取付ける時に、「しまった」ということにならないようにしましょう。

[6-11]水廻りのこと

普段の生活で使用される水の処理は最も重要なものの一つです。また雨水の処理も同様に重要です。ここでは留意しておきたい主なものだけ述べてみます。

[6-12]ネットで現場状況把握

自分の家の毎日変化する現場の状況や工事の進行予定等を、家に居ながらにして見ることが出来たらいいなあと思いませんか?最新のIT技術を利用すれば簡単に実現することが出来ます。現場の状況は、お施主様が理解しやすいように随所に分かりやすい解説をつけます。

[6-14]どうしても気になること

私は良からぬ事態といいますか、決してあってはならない現場を幾つも見てきました。お客様と施工業者との壮絶な争いに発展したり、裁判問題になったり……。私とは関係のない他業者もしくは他人様の出来事ですので、ほっておけばいい訳ですが、そうもいきません。どうしてそうなってしまったのか、それは事前に防止できなかったのかなど、私の頭の中でぐるぐると回転する走馬灯のように、家を造るときの心配事が駆け巡ります。

[6-13-2]喜びの涙

これからお話しする話は私の長い経験上でもなかった出来事でした。こんな話です。

[6-13-1]悲しみの涙

最近のことですが、こんなことがありました。好対照な二つのお話をしたいと思います。尚、話の内容をよりご理解し易いように、会話調を中心に記述してあります。ですから、どうしても話が長くなってしまいます。ご了解の程を。

[6-6-7]桁及び梁とタルキを緊結する金物

台風のたびに屋根が強風にあおられて吹き飛んでしまった話をよく聞きますが、ここで取り上げるクラ金物と言われる金物は、タルキの一本一本に取り付けられますので、そのような心配はなくなります。是非とも施工してもらいたい金物の一つです。

[6-6-6]桁及び梁を緊結する金物

部材と部材が何らかの力が加わったときに、遊離したり破壊されるのを防ぐために取り付けられる金物に羽子板ボルトがあります。特に桁と梁を緊結する時に用いられます。正月の遊びに羽根突きがありますが、その時使う羽子板に似た形状からこういう名前になっています。

[6-6-5]火打土台及び火打梁用金物

水平力が建物に加わった時に、それに抵抗するために取り付けられる部材の一つに火打土台と火打梁があります。

[6-6-4]筋違(スジカイ)用の金物

ここで取り上げる筋違用の金物は柱と柱の間の壁に取り付けられます。X方向及びY方向の壁にかかる応力(例えば台風などの風圧力)に抵抗する役割があり、また、土台や桁などの浮き上がりを防止する役割もありますので、極めて重要な金物です。確認申請上でも、平面図に筋違の位置を明示することを義務づけられています。

[6-6-3]ホールダウン金物

地震などが起きた場合水平(横揺れ)もしくは垂直(直下型)の強い力が建物にかかってきます。その場合怖いのは、基礎と土台と柱が遊離・破壊されることです。特に直下型の地震の場合はそれが顕著に現れます。アンカーボルトの役割は、あくまで基礎と土台の遊離防止です

[6-6-2]2階及び小屋桁と柱又は小屋束との緊結金物

地震などが起きた場合水平(横揺れ)もしくは垂直(直下型)の、強い力が建物にかかってきます。その場合、一番怖いのは桁・梁と柱が遊離することです。特に直下型の地震の場合はそれが顕著に現れます。桁・梁と柱の緊結金物は、その力に抵抗する役割がありますのできっちり施工するべきです。
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