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[7-3]見積書について(ストップ ザ 一式見積書)

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ステップ【7】後悔しない為に(契約行為が全てを決定づける)

[7-3]見積書について(ストップ ザ 一式見積書)

家づくりに於ける見積書の持つ意味についていまさら言うまでもないことだと思います。
見積書は言わばスーパーのレシートみたいなもの。
言い換えますとお買上げ実行予定表みたいなものですね。当然レシートにないものは工事されませんので、工事しなくても良いのかチェックする必要があります。

その意味で図面と同様極めて重要な意味を持ちます。

こんな筈では無かったなんて言っても後の祭りです。
契約する前に徹底的に検討しておく必要があります。

◆ 契約書の中身をしっかり把握しましょう。
● 契約書の中身(最低限必要な書類)
・工事請負契約書
・実施図面(契約図面)
・見積書(工事費内訳明細書付き)

契約とは工事に関する内容についての、
双方(この場合は建主と施工業者)の遵守事項(約束事)を確認するものです。早い話が、
どのような家を、
いつまでに完成させて、
いつの時点で、
いくらの工事金を施工業者に支払うかを、
文書で約束するものと思って下さい。

参照して欲しい記事 ⇒ [7-1]契約について(契約締結の意味する事)
参照して欲しい記事 ⇒ [7-2]図面について(図面の種類と目的)

ここでは契約書に添付される見積書について記述していきます。
出来れば図面を照らし合わせながら一項目づつチェックして欲しいと思います。

電卓 見積電卓 見積書いまどき、見積書無しで工事が行われるとは、考えられませんので論外とします。

業者から見積書が提出された際の注意事項を列記してみます。

  • 一式見積書だけの契約は絶対に止めましょう。
  • 明細見積書の中の数量と単価は、
    仕様書や図面と良く照らし合わせて、一項目ずつじっくり検討しましょう。
  • 疑問点は業者に問い合わせしたりして、納得するまで議論しましょう。
  • また明細見積書の内容の意味が解からない時は、
    担当者に聞くか、しかるべき専門家に聞きましょう。
  • 工事途中での新たな追加工事は費用を伴うことを認識しておく。

◆ 見積書をしっかり把握しましょう。
クリックで図面拡大↓
● 工事費内訳明細書
一式見積書だけを添付して契約される方がありますが、絶対に良くありません。
各工事項目(基礎工事・仮設工事・木工事……等)毎の詳細の見積書を添付してもらいましょう。

ここで積算と見積もりの違いを分かり易く述べてみます。
積算とは、
例えば屋根の面積がいくらあるかという数量を指します。
見積もりとは、
積算された数量に単価を掛けて得られた金額のことです。
ですから、見積書とは、
全工事の明細項目を積算し、それに、それぞれの単価を掛けた集計書です。
平面形状や屋根勾配や軒の出等々によって、算出される数量が違ってきます。当然、金額も違ってくるわけです。

ですから、
この明細見積書の作成を省くということは、いわば、暴挙に等しい訳です。
分かり易くいいますと、
例えば、リビングルームの壁を、クロス貼から板張りに変更したい場合に、追加の工事費用はどうやって算出されるか分かりません。全てがアバウトになってしまって、いい加減になってしまいます。結果、高い買い物につく場合が多々あります。注意したいものです。
そもそも、
明細見積書を提示しない施工業者に、工事をお願いすること自体が無茶です。
「どうぞ、お好きなように造ってください」と言っているようなものですからね。

それから、
見積書と図面は表裏一体のものです。
図面内容に沿った見積内容になっているかどうかをチェックすることは、とても重要なことです。
もし、自分でチェックできないときは、
お金を払ってでも専門家にチェックしてもらいましょう。その方が結果的に安くなる場合が多いと思います。

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