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[6-3-2]地盤調査結果の分析と考察


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ステップ【6】留意事項(知って得する現場チェックの知識)

[6-3-2]地盤調査結果の分析と考察

ここでは地盤調査を行った後の、資料の分析と考察について少し詳しく述べてみます。

5ヶ所の調査結果を、どう判断するかが重要なポイントになります。
ややもしますと基礎工事の費用に微妙に影響してきますので、甘い判断をしがちですが、こと基礎に関する重要性から、決して甘い判断はすべきではありません。

それでは調査結果の資料にはどのようなものがあるか見てみましょう。

これらの資料はかなり専門的な要素が含まれていますので、分り易く簡単に説明しておきます。

◇柱状図


ウウウ「何じゃこれは?」と言わないでください。わかり易く説明しますから。
この表は早い話25cm毎の地層と硬さを棒グラフにしたものです。

ここで大事な項目は”N値換算”というところです。

ご覧いただければ分かりますが、N値の数値がそのまま棒の長さになっていますね。
実際には許容支持力という単位に置き換えてありますが、概念的にそのような考えでいいと思います。ですからこの棒の長さで、このポイントでの地盤が硬いかどうかがおよそ判断できます。

つまり棒が長くなればなるほど硬い地層だというふうに判断出来る訳です。
わかり易く説明するのも難しいですね。(笑)

◇告示式への変換


この表は早い話、
上の表で出た結果を、国土交通省の告示の式に変換したものです。
(国土交通省告示 第1113号 スウェーデン式サウンディング試験による地盤の許容応力度算定式)

この算定式の数値によって最終的な判断を下します。

◇許容支持力グラフ


この表は、
先に算定された各ポイントの許容支持力の数値を、地盤の深さ毎に折れ線グラフにしたものです。

◇地層断面図


この表は、
地層の断面を立体的に視覚的に分り易く表示したものです。

調査結果の分析と考察についてはここで終わりにします。
少し難しかったかもしれませんね。

次は地盤改良の話をします。



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