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[6-6-3]ホールダウン金物


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ステップ【6】留意事項(知って得する現場チェックの知識)

[6-6-3]ホールダウン金物

地震などが起きた場合水平(横揺れ)もしくは垂直(直下型)の強い力が建物にかかってきます。
その場合怖いのは、基礎と土台と柱が遊離・破壊されることです。特に直下型の地震の場合はそれが顕著に現れます。

アンカーボルトの役割は、あくまで基礎と土台の遊離防止です。

ここで取り上げるホールダウン金物は、基礎と土台と柱の遊離・破壊に対する抵抗の為の金物ですので、とても重要な役割を担っています。取り付ける位置(ヶ所)や本数には十分な検討が必要ですし、抵抗力が十分に伝わるような施工が求められます。

ホールダウン金物は、緊結する金物には色々ありますが、一般的に次のようなものが使用されています。

ホールダウンアンカーは、基礎に埋め込まれて、土台を貫通して立ち上がっています。写真のように、そのアンカーに対してはナット締め、柱に対してはビス4本打ちの金物で緊結します。

これはホールダウン金物を小屋桁と柱の緊結用に活用したものです。通常、1階に取り付けられた同じ位置の上部に取り付けたほうが効果が期待できます。これにより桁と柱の浮き上がりをさらに強く防止します。
筋違(スジカイ)の取付位置・方向によっては、取り付けが難しい場合がありますので事前のチェックが必要です。

同じく柱に対してはビス5本打ちするタイプの金物で緊結します。

同じく柱に対してはビス7本打ちするタイプの金物で緊結します。当然ビスの本数が多いほうが良いわけですので、階数や取り付け位置、予算などを考慮して決定されます。

このホールダウン金物は柱当たりに、コーチスクリューボルトと言われるものを使います。この写真の金物はコーチスクリューボルト2本用です。

同じ型の型のホールダウン金物です。この写真の金物はコーチスクリューボルト3本用です。

同じ型の型のホールダウン金物です。この写真の金物はコーチスクリューボルト4本用です。

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