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ステップ【5】設計の中身(こだわりに遠慮は無用)
[5-1]設計とは(設計の持つ意味を考えよう)
家の設計とはどういう事を言うのでしょうか。
設計の良し悪しが、家づくりに成功する為に、とても重要だという事ぐらいは薄々分かるけれども、設計って一体全体何なの?
ここでは、良い家づくりをする為に、家の設計について、いろいろな角度から分かり易く述べることにします。
あなたの家の設計が良い設計なのかどうかが重要な問題なのです!
● 人それぞれ考え方や趣味や生活スタイルが違います。
住まいは、その人本人はもちろん、家族や親戚や友人等、さらには、結婚や離婚による家族の広がりの変化などに、柔軟に対応できるでしょうか?
器という物理的見地から見ますと、それは少々無理かもしれません。
しかし、
これから時の流れに従って起こるであろう、あらゆる生活現象を予め予想することは出来ます。
この予想を包含した上で、人それぞれの考え方や趣味や生活スタイルの違いを、それぞれ住まいに織り込み、家のデザインとか住み心地の中に生かしていくことが住宅設計の一番重要なことだと思います。
●無から有に変化する時の初期のプロセスがとても重要です。
いざ家を建てるときに、何から手をつけますか?どんな家にしたいのか、予算はどれくらい掛かるのか、はっきり見えていますか?
その中身を十分理解してますか?住宅展示場に足を運んで、何を得ましたか?親身になって相談できる人がいますか?
無から有に変化するとき、
つまり、
家造りの動機から着工までの、初期の段階での取り組みが後々まで大きく影響してきます。
着工までに、自分の家についての具体的なことが鮮明に分っている事が重要です。
●具体的なことが鮮明に分る方法は?
図面等のほかに、
地鎮祭や上棟式や近隣の挨拶や知らない事が結構多いものです。
また、
図面が決まりますと、
数社の業者から見積書を取り、細部に渡りチェックします。
業者と見積もり金額が決まり、めでたく契約書を交わすことになります。
我が家の構造や仕様や設備内容がどうなっているのかを、
またこれらが見積書とどう関わっているのか、
事前(契約前)に把握しておくことが重要なことは分っていても、相手(請負業者や設計事務所)に充分なプレゼンテーション能力がなければ知る由もありません。
ですから、
請負業者や設計事務所に、
契約書や図面や見積書などの充分な提示と具体的で詳細な説明を求めてください。
これは必須条件です。
そして、それに対し、
あなた自身が十分に納得出来るものかどうかを良く考えて、適切な判断を下さなければなりません。
もしも、
これらの提示や説明がなされなかったり、
十分ではないと思ったら、十分に満足するまで要求し続けてください。
その要求に応じられないような業者だった場合は、取引を中止するぐらいの気持ちがなければなりません。
それほど大事なことなのです。
ただなんとなく契約してしまっては、後で後悔する羽目になるかもしれませんよ。そうならないようにしたいものです。