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[6-10]壁の補強材について


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ステップ【6】留意事項(知って得する現場チェックの知識)

[6-10]壁の補強材について

壁下地の補強はとても重要な一つです。
建物が仕上がって、カーテンやエアコンを取付ける時に、「しまった」ということにならないようにしましょう。

 

上の写真の左側は窓サッシを取付けた直後の写真です。
右側は、カーテンやエアコンを取り付ける為の補強合板が施されています。
通常カーテンレールは、窓の上端から上方に約100mm程度の所に取付けますので、左側の写真のまま仕上げてしまいますと、レール取付用のブラケットの位置は、マグサ(窓上の縦材)に頼るしかありません。
これはこれで、取付け出来ない訳ではありませんが、仕上がってからでは、相手のマグサを探すのに苦労します。

ですから、
右側の写真のような施工をしておきますと、思うところにカーテンレールが取付け出来ます。

ところが、
石膏ボードと補強ベニヤで壁下地を作ることになりますので、この方法はあまり芳しくありません。
出来れば、防火上の問題もありますので、以下の方法が良いかと思います。

もう一つの方法として、
マグサ(縦材)とマグサの間に補強材を施して、石膏ボードは壁全面に施工する方法です。
下のような写真になります。

 

このほかに壁の補強をしておいたほうがいい場所は、
ゲタバコや吊戸棚などの、家具類が取り付く場所、
給排水工事の配管や衛生陶器類が取り付くところ、
あらかじめ分かっていれば壁掛け用のテレビ、絵画や時計などが取付けられる所など、
結構たくさんあります。

これらの工事は、大工さんが面倒くさがるところですが、しっかり施工してもらいましょう。

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