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[5-10]1階の床下について

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ステップ【5】設計の中身(こだわりに遠慮は無用)

[5-10]1階の床下について(提案⇒床束はもういらない)

◆ 床鳴りを解消する方法

家が完成して暫らくして床がギーギーと鳴る場合があります。
また、床が部分的にたわむ(沈む)場合があります。
この現象に結構悩んでおられる方が多いようですし、施工業者もいまいちこれといった対策を持ち合わせていないような気がします。

ではどうやったらこれらが解決できるでしょうか?

このような床鳴りやたわみの主な原因の一つに「床束」の存在があります。
床束は大引きを支え、床面を平らにすることを目的として取り付けられています。言わば床面全体を支える目的がありますが、木は常に収縮していますので、時間の経過と共に、床束と接している大引きとの間に一部隙間が出来てくる箇所が発生し、床に微妙な不陸(平らでない)部分が生じてきます。
束と大引きそのものが原因の場合もありますが、さらに下地合板同士が継ぎ手の部分で、こすりあって床が鳴り出したり沈んだりすると考えられます。この現象は現場で何度も確認してきました。

だったら、この床束を無くしてしまえば解決するのではないかと考えました。

基礎と床組みの構成、床荷重、そして木材の断面寸法の関連性を、物理的にいろいろと試行錯誤して検討してきました。
そして、ある一定の条件の下に施工すれば、
床束を除去しても強度を確保できる点に着目して、独自の工法として開発しました。
建築費が若干高めにつきますが、床下もすっきりとなり快適です。これを是非標準の工事として考えて欲しいと思っています。

詳細については省略致します。以下はその概略の内容です。

 

左側が床束の写真。右側が床束の無い写真です。
土台は全て加圧注入防腐処理材です。写真のように床束がありませんのでスッキリします。

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