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[5-4-1]高気密高断熱について

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ステップ【5】設計の中身(こだわりに遠慮は無用)

[5-4-1]高気密高断熱について(快適住空間を作ろう)

(天寿を全うする家より引用)

◆ 高気密高断熱について

最近とみにこの言葉を耳にしますから薄々はご存知かもしれませんね。
これを専門的に詳しくお話するには紙面が足りません。概略説明しておきます。下の画像と説明をご覧下さい。
外壁は柱の外側に厚い(50~100mm)板状の断熱材を取付けます。その断熱材のさらに外側に通気層を設けます。(18~21mm程度)
屋根も垂木の外側に厚い(50~100mm)板状の断熱材を取付けます。その断熱材のさらに外側に通気層を設けます。(45~60mm程度)
屋根の棟には排気の為の換気金物を取付けます。
1階の床下にも、根太と根太の間に隙間なく、板状の断熱材(25~50mm)を取り付けます。
窓は二重サッシもしくはペアガラスにします。

高気密高断熱の家で注意しなければならないのが部屋の換気です。
気密性が高まれば高まるほど、部屋の中の空気の対流がなくなり、空気が汚れてきます。時々窓を開けたりして新鮮な空気と入れ換えれば良いのですが、今まで保ってきた部屋の温度が、外部の温度の進入で、冬は冷たい空気が夏は暑い空気が進入してきます。

これを防ぐ為の換気システムがあります。

例えば冬の場合、暖かくなった空気を保ちながら室内の汚れた空気を排出すると同時に、新鮮な空気を取り入れるシステムです。
一見矛盾してるように思えますが、機械的に処理する能力を備えていますので安心です。この熱交換型の24時間換気システムを併せて設備することをお勧めします。


夏は涼しく
夏は涼しく
夏は外部の温度がかなりの高温になりますが、通気層を通して熱が上昇し屋根の棟に設けられた換気孔から外部に排出されます。残りの熱は、外壁の柱の外側に設けられた断熱材で室内への侵入を防ぎます。
屋根についても同様です。特に屋根の場合は、真夏時の屋根裏の温度が80℃にもなる時があります。この熱は外壁の通気層から上昇してきた熱と共に棟の換気孔から外部に排出されます。但し、棟換気の排出量が少ないと効果が期待できない場合がありますので、注意しなければなりません。
一方内部のエアコンの熱は、断熱材やペアガラスにより外部への損失が少なくなり、いつまでも快適な状態を保ちます。ですから電気代が大幅に節約できます。

冬は暖かく
冬は暖かく
冬は外部の温度がかなりの低温になりますが、通気層を通して冷たい空気が上昇し屋根の棟の換気孔から外部に排出されます。残りの熱は外壁の柱の外側に設けられた断熱材で室内への侵入を防ぎます。
屋根についても同様です。特に屋根の場合は真冬時の屋根裏の温度はかなり低温になります。この冷たい空気は外壁の通気層から上昇してきた空気と共に棟の換気孔から外部に排出されます。但し棟換気の排出量が少ないと、効果が期待できない場合がありますので注意しなければなりません。
一方内部のエアコンの熱は、断熱材やペアガラスにより外部への損失が少なくなり、いつまでも快適な状態を保ちます。 ですから電気代が大幅に節約できます。
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