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[4-6]打合せを嫌がらずに何回もしてくれるか

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ステップ【4】設計ことはじめ(設計事務所か工務店か)

[4-6]打合せを嫌がらずに何回もしてくれるか

ここでも業者の接客態度、接客姿勢について少し考えてみましょう。
ここでは業者のあなたに対する姿勢などについて述べてみます。

家をつくるのに打合せは何回必要だと思いますか?
答えは無限です。何と馬鹿げた質問だろうと思いながら書いています。つまり、当たり前の事なのに、当たり前じゃない事が散見されるから、警鐘を鳴らす意味で書いておこうなんて、実に虚しい思いを感じながら書いているという訳です。

打ち合わせなんて、お互いが満足するまで、とことんするのが常識というものですよね。違います?
打ち合わせは、家が完成した時に、「こんなはずじゃなかった」なんて事がないように、また、建主、業者、職人のそれぞれの、共通の約束事とか確認事項を取り決めておこうという目的で行なわれます。ですから、建主と設計事務所や工務店等が対等な立場に立って、依頼主である建主の意向を、希望事項をも含めてすり合わせ、最終的に合意もしくは約束した内容を、お互いの確認の証として、図面とか見積書に明記し、契約書の添付書類として残しておこうという趣旨で行なわれます。

当然、その内容に基づいて設計業務、契約行為、建築工事が進捗していくわけですので、極めて重要な業務といえます。建売住宅はともかく、注文住宅の場合は絶対に避けて通れない業務の一つです。ですから、建主の意向や希望事項の確認作業が済むまでは、何回でも打ち合わせし、後々問題にならないようにしておかなければなりません。

ところがどういう訳か、例えば早く契約したいなどの、適当な理由をつけて、建主との打合せ作業を途中で取り止めて、早く終了させようとする業者がいます。
「後は上手く作りますからお任せください」
「ご契約いただいてからゆっくりお話しましょう」
このような言葉に建主側も、分かったよう分からないような感じでいながら生返事をしてしまいます。

これが問題の始まりです。
中途半端に打ち切られた打合せの代償は、後々必ず悪い形でやってきます。ましてや、上手く作りますからとか、契約後にゆっくり話しましょうとかの空手形を、信用する事ほど馬鹿げたことはありません。

どんなに時間がかかっても、契約前に、自分の納得のいく形で全てを済ませておかなければなりません。契約後に云々なんてことは、絶対あり得ないし、してはならないと思って正しいです。

家づくりの良し悪しは、打ち合わせの中身の濃さによって、左右される一面があることをしっかり認識しておきましょう。理由をつけて、打合せを途中でやめてしまうような会社は信用できません。取引を中止しましょう。

いくら私が、こんな事は駄目ですよ、気をつけてくださいよと叫んでも、やっぱり後悔してしまうような事になってしまう現実が、後を絶たないのはどうしてなのでしょうか。
それは、
まさか自分にはそんなことは起こらない、
業者さんも一生懸命自分たちの為にやってくれているようだし、
知ってる人だから、まさか悪いことはしないだろう、
等々根拠のない理由で信用してしまいます。

もちろん、ここに書いたようなことをする業者ばかりではありません。むしろこういう業者は少ないかもしれません。
でも、
その少ない業者の手口に、あなたが巻き込まれない保証はどこにも無い訳です。

巧みにあなたを誘導する手口は、あなたが見破ることが出来る程の低レベルではないことを知るべきです。

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