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ステップ【6】留意事項(知って得する現場チェックの知識)
[6-6-2]2階及び小屋桁と柱又は小屋束との緊結金物
地震などが起きた場合、
水平(横揺れ)もしくは垂直(直下型)の、強い力が建物にかかってきます。
その場合、一番怖いのは桁・梁と柱が遊離することです。特に直下型の地震の場合はそれが顕著に現れます。
桁・梁と柱の緊結金物は、その力に抵抗する役割がありますのできっちり施工するべきです。外周の全部の柱当たり、および内部の柱に対しても施工します。外部の下地材や仕上げ材、例えば構造用合板やサイディングを貼ることを考慮して、施工しなければなりません。
緊結する金物には色々ありますが、一般的に次のようなものが使用されています。
桁もしくは梁の上下階の柱当たりに、それぞれ桁・梁当たり4本柱あたり4本の釘で取り付けます。この金物は最近使わなくなりました。
同じく土台当たり4本柱あたり4本のビスで取り付けます。上の金物よりも強度がより期待できますので、最近はこの金物を使用しています。
同じく小屋の桁・梁と小屋束当たりに、それぞれ桁・梁当たり4本小屋束当たり4本のビスで取り付けます。
同じく内部の桁・梁と柱当たりに、それぞれ桁・梁当たり5本柱当たり4本のビスで取り付けます。写真の場合は、梁と柱の緊結金物としてL型の金物を使用しています。
すぐ上の金物は桁・梁を緊結する羽子板ボルトです。(後述)